将来が不安なアラサーは今すぐ行動。資格を手段に働き方を変える5ステップ

アラサーの年代に差し掛かり、職場での悩みが変わってきていませんか?
職場でも新人から中堅へと立場が変わり、プライベートでも変化が大きくなってくる時期。
- 有能な新人への嫉妬
- 慣れてきた仕事への飽き
- 成長の鈍化による焦り
- プライベートとのバランス

私も勤続5年過ぎてきたころから、このような考えが頭をよぎるようになってきました。
最終的に行き着く考えはいつもここ。

このままでいいのかな…?
- このまま、職場にいても後輩に追い抜かれていくだけ…?
- 主任、係長を見ていても、板挟みの調整で大変そうにしか見えない…
- 給料はずっとこんなにあがらないの…?
- 急な転勤とか部署移動言われたらどうしようか…

このような問いに対して万人に当てはまる正解はありません。
ただ一つだけ確実に言えることは、その不安は何もせずに過ごしていてもただ大きくなるだけ。つまり、行動することでしか解消されないということです。
本記事では、不安を解消して、今よりも満足のいく働き方を手に入れるための5ステップを説明します。
【私の経歴はこちら】

- 30歳を過ぎてからやり直し英語開始。
- 約半年でTOEIC780点、1年半で840点取得。現在935点
- フルタイムワーク&ワンオペ育児の中、英語を使う未経験業種の仕事への転職に成功。
- 英語スピーチコンテストで全国大会に出場しました
こんな方におすすめ
- 現状の働き方に不安や不満がある
- 今すぐ転職する必要はない
- すぐに次の会社が見つかる自信がない
Step1 理想の働き方を考える
今の状況に不満があるからといってすぐに辞めてしまうのはおすすめしません。
焦った状態で、経済的な心配をしながら先の見えない転職活動を続けていくことは、精神的にも非常にきつい。
そして、妥協した転職に結びついてしまいがちだからです。
現職にいるうちにできるだけ、できるだけ準備をしていくことが重要
そこで最初に一番大切なことをします。
それが、理想の働き方を考えることです
正解はキャリアアップだけではない
働き方を変えるというと、キャリアアップや収入アップのようなイメージが強いかもしれません。
もちろん、転職にそのような大きな可能性があるのは事実。
しかし、私は、必ずしも上を目指していくことだけが重要だとは考えていません。
一番大切なのは、自分がどんな働き方をしたいかです。
- どんどん昇進してキャリアアップしていきたい
- ワークライフバランス重視。収入よりも趣味や家族との時間を大切にしたい
- 頑張った分は、評価されたい
- 責任が重い正社員よりも、派遣社員で働きたい
- 在宅勤務がしたい
- 会社には縛られず、フリーランスがいい
などなど。
それらが見えてくると、どんな条件がいいかが、よりはっきりしてきます
- 成果ボーナスがある
- 福利厚生がしっかりしている
- みなし残業制ではない
- 未経験でも昇進が期待できる etc.
やりたいことよりも重要。やりたくないことは何か?
理想の働き方を求めるなら、やりたいこと、だけではなく、絶対にやりたくないことも重要です。
- 残業や休出はしたくない
- 満員電車にのりたくない
このような希望を持つ方は多いかもしれません。
しかし、

新しいことをどんどんやっていきたい。ルーチンワークは嫌
という方もいれば

ある程度手順が決まっていることを着実にコツコツやるのが得意
などと人それぞれな部分もあります。
働き方に正解はなく、自分の希望は自分にしかわかりません。
自分の理想がわからないなら…
そんなこと言われても、希望とかあまり良く分からない考えたこともない
何ていう方も多いかもしれません
そのような方におすすめするやり方が3つあります.
- 現状の不満を書き出す
- 転職サイトの求人情報でどんな仕事や条件があるかを見てみる
- 本を読んでみる
現状の不満を書き出す
あなたが転職をしたいと考えている理由は、今の状況に何か不安や不満があるからですよね.

上司との相性が悪い
などというはっきりとしたものかもしれないですし、

今はいいけどなんとなく将来が不安
というようなことかもしれません
どんな小さなことでもいいので、思い当たることを出来るだけ多く書き出してみましょう。
転職サイトの求人情報でどんな仕事や条件があるかを見てみる
知らないことを思いつくのはなかなか難しい。
例えば、みなし残業を知らない方は、みなし残業制が嫌とは考えませんよね。
そんな時には、実際の求人サイトを見てみましょう。
おすすめは特集記事。特集が組まれるということは、その条件を求める人が多いということです。
例えば、以下のような条件
- 在宅勤務
- 月給25万円以上
- 完全週休二日制
- 女性の転職
休日出勤は嫌だなあ。とか、こういう福利厚生はいいなあ。などと
色々な知識も増えて、自分が何がやりたいのかのヒントが見えてきます
求人情報の検索だけなら、会員登録をしなくても見ることができますので、下記のようなサイトを気軽にチェックしてみましょう。
本を読んでみる
転職に関する本はたくさんありますが、
自分に何が向いているのかがわからないという場合にお勧めしたいのがこの一冊
判断テストや分析などがたくさんあり、
ただ読むだけでなくて実際に試していくと結構時間がかかりますが、自分を深堀りすることができます
Step2 どんなスキルや経験が武器になるかを考える
さて、自分がどんな働き方をしたいかを考えたら、そのために何が必要かを考えます。
例えば、

在宅勤務中心の仕事がしたい
という理想を持ったとしたら?
在宅でも仕事ができるスキルは何? → プログラミング、ライティング、Webデザイン
などと相性のよい仕事を発想することができます。
なかなか思いつかない場合は、先ほどおすすめしたように転職サイトにてキーワード入れたり、条件検索してみましょう。
例えば リクナビNEXTで「在宅勤務OK」 の項目にチェックしたら、こんな職種がでてきます(2021.8月)
ヒット数:890件
- ITエンジニア
- キャリアアドバイザー
- 営業サポート
- IT事務
- オンライン講師
求人情報を開くと、たいてい
- 求める人材
- 歓迎スキル
などが書かれていて、非常に参考になります。
ただ闇雲に資格を取ることは、資格コレクターのようになってしまい、あまりお勧めしていません。
しかし、それを持っていることが転職で評価されるのであれば積極的にとっていくべきだと思います
資格がすべてではない。過去の積み重ねも立派なスキル
また 履歴書に書くことといえば資格というイメージがありますが、
ある程度職場経験があるアラサー世代なら実務経験での身についたスキルも立派な武器になります
自分がしたい働き方ではどんなポータブルスキルが求められるのかを、考えてみましょう
この本は1つ1つについては、詳しくないですが、100を越えるポータブルスキルが書いてあります。
読んでみると、
- これは自分が今やっていることだな。
- これだったらこれからできるかも。
など、あなたが普段何気なくやっているスキルを言語化するヒントになりますよ
どんな資格やスキルが役立つかわからないなら、転職無料相談がおすすめ

自分がやりたい仕事に対して、どんなスキルが必要なのかわからないなぁ

過去の経験がどんな強みになるかわからない
これまであまり機会がなかった場合、このように感じるのは当たり前。
特に「自分にとって」の答えはなかなか見つからないですよね。
そんな場合は,ひとりで悩まずにプロに相談することをおすすめします。
転職エージェントでは、キャリアに関する悩みや転職の相談を無料で行なってくれます。
面談という名前はついていますが、実際に対面で会う必要はなく、電話などで問題ありません。

転職エージェントに申し込んだ転職活動しなきゃいけないの?
と不安になるかもしれませんが、
転職エージェントに申し込んだからといって、絶対に転職しなければいけないわけではありません。

私も1社も申し込まずに転職活動を終わらせたことのほうが多いです
転職エージェントもいろいろありますが、私が実際に使って今も継続しているのは以下のサービス
転職エージェント
キャリアの素人が自分で考えていても限界があります。
とはいえ自分のことは自分のことでしかわからない。
万人に当てはまる正解がないからこそ、マンツーマンの無料相談がいいなと私は思っています
Step3 必要なスキル/資格を手に入れる
さて、求められる資格やスキルがわかったらそれを強化していきましょう
私の場合は英語を選びました。
今では、英語を学ぶことが手段から目的に代わってしまっていますが、
もともとは転職を有利にするためにTOEICを勉強していきました
色々な資格やスキルがある中で、 TOEIC は汎用性が高く最もお勧め度が高い資格のひとつ
英語力を必要とする職場出なかったとしても、
- 勉強を習慣がありそう
- 頭が良さそう
などと、錯覚資産として使えて、コスパがいいからです。

実際は TOEIC の点数が高いことと仕事ができることは別物だと思うんですが…
忙しい社会人が勉強続けるのは思った以上に大変
社会人が仕事以外の時間を使って勉強するのは、思った以上に大変だと思います
一番のハードルは時間
それ以外にも、残業などの疲れやテレビやYouTubeなどの誘惑。単純にモチベーションが続かない。という可能性もあります
そんなあなたのために、社会人が勉強を継続するための方法はこちらのカテゴリーの記事をご参照ください。
本業にいるうちに、ビジネス系の実績を積む
リーダーシップ、ロジカルシンキングなどのポータブルスキルを高めたい場合は、現職で実績を作ってしまうことをオススメします
なぜならこのようなビジネススキルは
- その知識だけがあっても実績がないと評価が難しい
- 現職以外の場所で実績を出すのは困難
という傾向があり、独学で実績を作るかつ、言語化するのは大変だからです。
もちろん、いまの職場でそれが難しいというケースもありますが、可能ならぜひ試してみてください
資格×実務経験 の組み合わせは転職においての評価が高くなります
Step4 働き方を変えるための行動を起こす
Step 4としましたが、ある程度Step 3と並行で進めましょう。
なぜなら、実際に動き出してみて初めてわかることが、たくさん出てくるから。
そのフィードバックを受けて、行動する内容が変わってくることもあるでしょう 。
働き方を変えるための行動とは?
具体的にどんな行動をすればいいのか。分解していくと、
- 自分のスキルの棚卸しをする
- 求人サイトで希望の働き方を検索してみる
- 職務経歴書を書いてみる
- もう一度エージェントと面談する
などです。
そして、実際に何社か書類を送ってみましょう。
ちなみにこの段階で陥りがちなトラップがあります。以下の点に注意しましょう。
資格・スキルを手段にした転職活動を始めた時に陥りがちなトラップ
- 内定をもらうことがゴールになってしまう
- スキルを取得したことに満足して行動できなくなる
内定をもらうことがゴールになってしまう
実際に転職活動を始めて見ると、心理的に早く落ち着きたいという気持ちになります。
そこで内定を貰うということが、いつのまにかゴールにすり替わってしまうということが出てきます。
あくまでやりたいことは理想の働き方を手に入れること。転職は手段のひとつですよね。
×:内定をもらう
〇:理想の働き方へシフトする
ゴールを見失いそうなときは、Step1で考えた理想の働き方を振り返りましょう
もしかしたらステップ3で実績を積み上げたり、仕事への考え・取り組み方が変わることで、会社の中での扱いが変わってくるかもしれません。
自分がその環境に満足できるなら、スキルを高めることは継続しつつ、現職でがんばることも悪くない選択肢の一つです
転職のベストタイミングは、仕事が最高潮のタイミング
スキルを取得したことに満足して行動できなくなる
時間を割いて勉強をして、結果が出てくるというのはとても気持ちがいいのです
自分がそれに対して頑張れば頑張っただけ、報われたという感じがしますよね
ただ、繰り返しになりますが、勉強はあくまで手段です。あなたの理想の働き方を手に入れたり、仕事ができるようになるための。
もちろんスキルを身につけたことによって
- 今の仕事で働くことが嫌じゃなくなってきた
- 不安が解消された
などと言うことがあるのであればそこで続けてみるのも一つの選択肢ですが、そうでないのであれば、変えるための行動が必要です。
いくらスキルを身に着けても、いつまでもお勉強だけしていては人生は好転しません。
勉強をしたり、資格を取ったりしたらそれを行動に結びつけることが、変化を起こすためにはどうしても必要になってきます
そのことを忘れないようにしましょう。
Step5 学び続けてリスクに備える
仮にあなたの転職や働き方シフトが成功したとしても、そこは終わりではありません。むしろスタートです。
転職をしてもうまく結果が出なければ、また同じ悩みを抱えることになりかねません。
また、社会は常に変化し、そのスピードもどんどん早くなっているので、環境がいつまでも同じであるとも限りません
- 大企業で、経営難でなくとも、早期退職の募集がある
- ITが導入されて単純作業が減っていく
- 経済の状況などで突然ボーナスがカットされる
変化に対する最大のリスクヘッジは、自分自身の市場価値をあげておくこと
知識をいれて行動をしていくという地道な繰り返しです
社会人の勉強に一番オススメなのは読書
インプットとして一番おすすめなのは、ベタですが、読書。
今はネットや動画などで、さまざまな情報が入ってきます。
しかし、本は体系的にまとまっていますし、編集や校閲が入っていますので信頼性も高く、わかりやすいものが多い。そしてなによりコスパがいい
ネットと比べて多少情報が古いという欠点はありますが、本質的なところはそれほど変わりません。
話題のビジネス書、自分の悩みや気になるタイトルから読んでみましょう。
月1冊以上読む習慣のある方は読み放題サービスや聴く読書もおすすめです。
私も登録していて、読みたい本を常にストックしています
まとめ
本記事では、スキルと実績を手段にして、アラサー転職を成功させる5ステップについて書いてきました。
アラサー転職 成功の5ステップ
- 理想の働き方を考える
- どんなスキルや経験が武器になるかを考える
- 必要なスキル/資格を手に入れる
- 働き方を変えるための行動を起こす
- 学び続けてリスクに備える
少し時間がかかってしまうのが難点ですが、とりあえずで転職先を決めてしまって、同様の悩みを抱えてしまっては元も子もありません。
急がば回れです。
仕事は起きている時間の大部分を占め、人生への影響も大きいもの。
ぜひ自分の働き方を考えて、1歩でも行動してみてくださいね