私がやりたいのは英会話。
文法なんて要らないんじゃないの?
結論から申し上げますと、
中学文法は必要です。あなたの目指す英語力が何であれ、中学文法は避けて通れません。
巷には、様々な英語に関する情報が溢れています。
その中には、
などというものもあります。
あなたがまだ幼い子供であるとか、とにかく何か伝われば良いという考えであれば、
それも正解かもしれません。
しかし、英語を学習しようとするほとんどの方はそうではないと思います。
そのためには中学文法は必須。本記事では、中学文法について書いていきます。
中学文法が必要な理由と具体的な習得方法。
本記事の内容
文法が必要な理由は正しく伝わらないから。
なぜ文法が必要なのかを考えるために、もし文法がなかったらどのようになるか考えてみましょう。
例えば単語は知っているけれども文法を知らない場合。日本語の語順で英語にしてみると…
「私はYOMEKOです」
「I Yomeko 」
私はクッキーが好きです
「 cookie like」
これではおそらく意味は伝わりません。
日本語で言えば
クッキー、クッキー、食べる、好きー
のような単語を並べるような、幼児のコミュニケーションになってしまいます。
また日本語は助詞のてにをはで、表現をしますが、英語は語順で表現をしますので、先ほどの例のように順番が入れ替わってしまうと、ますます意味は通じなくにくくなると思います。
ところで、私達は、学生時代、高校までなら、6年間英語を学んで来ましたよね。
6年もやって、なぜ英語にコンプレックスがある人がこんなにも多いのでしょう?なぜ英語が使えない方がこんなにも多いのでしょう?
学校の授業に足りなかったもの。
皆さん中学校の時どのように英語を勉強したか覚えていますか?
私は今30代ですが、私の世代はそれほど会話はしていなかったと思います。
教科書に沿って先生の話を聞いて、机に向かって文法と単語を覚えて、問題を解く。ひたすらこの繰り返しでした。
Wednesday はウエドネスディみたいな、めちゃくちゃな覚え方をしたものです。
そのような勉強法は、あなたが受験生で、最優先が合格なら有効かもしれません。しかし、英語を使いたい。と思っているなら、やはりその方法はまずいです。
穴埋めや選択問題だったら分かるけれども、実際に文を作ることはできないということに陥ってしまいます。
当然、会話やメールに穴埋めはありません。結果、単語の羅列や自己流の表現なってしまうでしょう。
受験をターゲットとしている、学校の授業は、実践、特に会話の練習が圧倒的に足りない。
余談ですが、英語に限らず、数学でも理科でも義務教育だけでは実践には不足しています。
大学で専門的にやっていたこと以外は、仕事についてから改めて学ぶ方が多いのではないでしょうか?
私も統計や電気回路は、大人になってから勉強し始めて理解したクチです。
学校教育は全般的に広く浅くやるので、何も英語だけがカリキュラムに問題があるのではなく、基礎教育とはそういうものなのだというのが、私の個人的な見解です。
英文法の勉強は理論と実践。ルールを知って、たくさん声に出してみよう。
中学英語は、難解な文法用語や受験英語という面が、 話をややこしく見せているだけでそこまで難しいものではありません。
- テキストでルールを知る
- 声に出して自分で文を作りながら、ルールを覚える(瞬間英作文)
このやり方が一番定着がいいと思います。
まずはテキストでルールを知る。それから瞬間英作文で簡単な文を作って声に出してみる。ということを繰り返します。
テキストを1周終わらせてから、瞬間英作文をやるというよりは、並行してひとつひとつの項目を、確実に進めた方が、結果的には身に付きやすいです。
例えば、動詞について学んだら、動詞の部分のシンプルな瞬間英作文をやってみましょう。
なお、瞬間英作文を練習するに当たっては、次のことに気をつけてください。
完璧は求めない。7割くらい出来るようになったら、次の単元に進みましょう。
100%すらすら言えるようになってから、次へ進むのが気持ちのいいものですが、完璧主義は挫折の元なので、ほどほどで次へ進みましょう。
CDを活用する。必ず音を確認し、可能な限り真似てみましょう。
瞬間英作文の教材は、CDや音声ファイルが付属しているものが多いですので、必ず使いましょう。なお、個人的には発音をやり込むのは、中学文法の後で良いと思っています。
それまでは、耳から聞いてモノマネしておきましょう。
テキスト&瞬間英作文のおすすめ教材
ここでいくつか教材を紹介しておきます。
私がやり直し英語を始めた時に実際に使ったテキストは、中学時代に実際使っていたもの。
古過ぎて、もはやamazonにありません。1単元見開き1ページの、テキストと問題集の組み合わされた本でした。
今販売しているもので、近いものではこちらです。
もう少し、取っつきやすく、授業っぽくないものが良いという方は、こちらをどうぞ。イラストもついていて、イメージがしやすいです。
瞬間英作文のオススメは、王道のこちら。
非常にシンプルな文をいくつも並べますので自分で文を組み立てる能力を強化するのに最適です。
この瞬間英作文の本は文法の形を覚えることに特化しているので、実際に使う英語の表現としては不自然なものもあるという欠点があります。
しかし、まずは形を覚えて、文を作れるようになってから、自然な英語に近づいていくというようなステップで問題ないと思います。
不自然な英語インプットしたくないと思われる方には、中学英語の範囲は越えてしまいますが、こちらの本も人気です。私も、上記の「どんどん」の後に実際に使いました。
ネイティブスピーカーがチェックしているので、実際にそのまま使える自然な英語表現がたくさんあります。
おまけ 中学文法で会話ができるは本当か?
たまに見ますよね。中学文法で会話ができるという本。
私の意見は、半分yes
正確に言うと、限られたコミュニケーションができる。ではないでしょうか?
私は何が好きです。だとか どんな職業についています。などのシンプルな表現である程度コミュニケーションはとれるでしょう。
ですので、目指す英語スキルによっては、yesです。
しかし、仮定法を使ったり、関係代名詞で詳しい情報を付け足し足りということは、中学文法だけではできません。
よって、あなたの目指す英語スキル次第です。
あなたに必要な英語力は、あなたが目指す英語のゴール(=英語を使ってなにがしたいか)による。

まとめ
英語を学ぶ上で中学英語は避けて通れない。テキストと瞬間英作文の二本立てで基本を身に着けよう。