テレワークってどんな感じ?在宅勤務のメリット、デメリットと成功させるコツ
テレワークってどんな感じなのかな?
自由な働き方をいうけど、デメリットとかないのかな
昨今の働き方改革で徐々に広がっていた、オフィスに縛られない働き方、テレワーク。
2020年は感染症拡大もあり、従業員の在宅ワークを認める企業が急激に増えています。
元々、働き方改革で在宅勤務への関心が高まっていたところに、今回の件で一気にその流れが加速しましたね。
しかし、
テレワークって自由そうとはおもうけど…
家で仕事をすることの、具体的なイメージがわかない方もいるかもしれません。
そこで、本記事では、テレワークの中でも、特に自宅にて仕事をする在宅勤務について、
- 在宅勤務をすることのメリット、デメリット
- 在宅勤務を成功させるコツ
について説明していきます。
私は、週1~2で在宅勤務それ以外は出社というmix型の働き方をしていました
現在は感染症流行の影響で、必要日以外は基本在宅勤務です。
- 家で仕事をする予定がある
- テレワークってどんな感じなのか知りたい
テレワークの種類について
まずテレワークについてですが、ITを利用して、会社から離れた場所で、仕事をすること。
リモートワークなどとも呼ばれることもあります。
場所は自宅とは限りません。主に以下のようなパターンがあります。
- 在宅型:主に自宅にて就業
- モバイル型:どこでも可能(カフェ、ワーキングスペース、など)
- 施設型:会社以外の特定の場所(サテライトオフィス、テレワークセンターなど)
日本政府も、少子高齢化による労働力不足の対策として、この働き方を後押し。
2020年までに、週1日以上在宅で就業する在宅型テレワーカー数を全労働人口の10%にするという数値目標を設定しています。
引用元:テレワーク推進に向けた政府の取組について – 総務省
総務省の資料によると、アメリカでは、全企業の85%がテレワークを導入
在宅勤務はテレワークの中の一つであり、会社に雇用されているが、出社せず自宅にて仕事をすることを指します。
この記事では、在宅勤務をするというケースについて、メリット・デメリット・成功のコツを書いていきます。
在宅勤務のメリット
まず、在宅勤務をするメリットは以下の通り。
- 通勤をする必要がない
- 仕事中に邪魔が入らない
- 自分スタイルのPC環境で仕事ができる
- 時短勤務を回避できる
- 時差に対応しやすい
順番に説明していきます
通勤をする必要がない
まず、私が一番のメリットと考えるのは通勤しなくていいというところ。
時間が増えるというのが、最大メリット
私の場合ですが、通勤に1時間以上かかるので、往復で約2時間半を毎日通勤に費やしています。
月に20日出勤するとしたら、通勤時間のトータルは50時間にもなります。
電車通勤なので、その時間は英語の勉強などに利用。
時間の有効活用…といいたいところですが、制限のある電車の中でやるより、家で勉強した方がはるかに効率が良いのは言うまでもありません。
また、満員電車避けることができるのも大きなメリット。
満員電車に毎日乗る方は、朝から強いストレスにさらされるわけですが、それも回避することができます。
仕事中に邪魔が入らず集中できる
オフィスで仕事をしていると、自分以外の電話が鳴ってとらなければいけなかったり、同僚に声をかけられたりして、
自分がしていた仕事が中断するということがよく発生します。
また、他の人が話していることが聞こえてきて、内容が気になり、集中力が切れるということもありますよね。
あるいは 私の集中力のなさが原因か…
もちろん在宅勤務中も、電話やチャットなどで連絡が来ることはあります。
在宅とはいえ仕事中。きちんと対応はしなければなりません。
しかしオフィスにいる時と比べて、強制的に仕事を中断されることは、確実に減ります。
ここは、それぞれの会社の社風にもよるかもしれません。
私の場合は 1つのことに集中して取り組めるので、在宅でやるほうが仕事の進みが良いです。
自分スタイルのPC環境で仕事ができる
在宅ワークは基本的にパソコンで仕事をすることが多いと思います。
オフィスの場合では支給されたものを使うしかありません。
自宅でしたら、自分が使いやすいアイテムを使えます。
例えば、座りやすい椅子であったり、大きいモニターであったりと仕事しやすいPC環境を整えることができますよね。
時短勤務を回避できる
上にも書いたように、私は通勤が1時間かかるので、保育園のお迎えに間に合いません。
そのため、終業時刻よりも1時間早く会社をでなければなりません。いわゆる時短勤務を利用しています。
もちろん、時短分はお給料から引かれてしまいます。
しかし、在宅勤務で通勤分の時間が不要になれば、終業時刻まで勤務することができます。
また、時間制ではない会社なら、変えられない時間(お迎えなど)に合わせて中断してから、子どもが寝た後に仕事をすることも可能。
やりくりすれば働けるのに、終業時間に合わせるから働けないというジレンマを解消できます。
時差に対応しやすい
海外企業と仕事をしている場合、悩みどころの1つが時差です。
TV会議をするとき、アメリカ方面なら朝、ヨーロッパ方面なら夕方でないと時間が合いません。
しかし、それでは早出や残業での対応になってしまいます。
自宅からつなぐことができれば、移動時間がない分対応できる時間が増えます。
在宅勤務なら育児との両立ができるは幻想
時々,在宅勤務のメリットとして
- 育児・介護との両立ができる
- 子供を見ながら仕事ができる
ということが挙げられます。
総務省のページにも子育てとの両立というような書き方がされています。
が、経験談として育児しながらの在宅勤務に、平常通りの生産性を求めることは不可能であると断言しておきます。
在宅勤務のデメリット
多くのメリットがある一方、在宅勤務をすることによるデメリットももちろんあります。私が考えるのは次のようなことです。
自己管理能力が必要
最初に言うと、
上司がいないとサボってしまうかも
などと不安に感じる人は在宅勤務には向きません。
会社員の在宅勤務は、普段会社でやっていることを自宅でやるようなものです。それほど特別なことではありません。
しかし、細かいところの指示がないとできないだとか、
優先順位をうまくつけられず、いつも期限が間に合わないなどと言う方は難しいかもしれません。
自分で仕事を把握して、管理しながら進めることが必要です。
また、トラブルや分からないことがあった場合には、自分で勝手に判断せず、説明するようなコミュニケーション力も必須です。
ここは在宅勤務に限らず、社会人として…ですが
オンオフの切り替えが難しい
プライベートの空間で仕事をするということは、業務以外の時間にいくらでも仕事をすることが可能。
終わらなかった仕事を片づけようなどとしてしまうと、ついつい長時間労働になってしまいがち。
大事な案件の返信が来ていないかなど、つい気になって開きたくなりますよね。
しかし、仕事に終わりはありません。
ここまでやったら終わりと、時間、あるいは仕事単位で、自分で区切りをつけてオンオフを切り替える意識をつけないと大変になります。
私もついやってしまいがちなので、気をつけなければ…
家族の理解が不可欠
家で仕事をするなら、一緒に暮らしている家族にも理解してもらわなければなりません。
まず、家の中で仕事をするための場所がいりますよね。家に仕事を持ち込むこと自体に、抵抗がある人もいるでしょう。
日中に他の家族が家の中で過ごすなら、 話し声や生活音をたてることに気を使ってしまうかもしれません。
カメラを使っていて生活空間が他の方に見られるということは、嫌がられる場合も。特に女性は嫌かもしれません。
在宅で仕事をする前に、状況やメリットを説明して、事前に家族とは相談しておきましょう。
光熱費やネット環境などの経費がかかる
家にいる場合は、オフィスにいる時にはかからかなった、エアコンやパソコンなどの電気代はどうしてもかかってしまいます。
また自宅のプリンターで印刷などをする場合、紙やプリンタインク代もバカにはなりません。
仕事に必要なものであれば、会社によっては支給してくれますので、確認してみましょう。
必要ではない情報が入ってこない
ここからはコミュニケーションの問題になります。
オフィスという空間で他の人と仕事をしていると、自分の仕事とは関係のない情報も入ってきます。
例えば他のチームでトラブルがあっただとか、取引先の状況だとか。特に何も言わなくても、一緒に働く人の感情が伝わってきたりもしますよね。
在宅で仕事をしていると、入ってくる情報は最低限になります。
業務上必要な情報も、場合によっては自分から求めないと得られないこともあります。
これを、余計なことが入ってこないので集中できていいと捉えるか、情報が少なくなって困ると捉えるかは人それぞれなので、デメリットとは言い切れないかもしれません。
離れて仕事をしていれば、情報は絞られるということだけは頭に入れたおいたほうが良いです。
社内でしかできないこともある
IT系の企業ではあまりないかもしれませんが、業種によっては在宅勤務では家でできる仕事が制限される場合もあります。
例えば、
- 機密のため社外に持ち出せない情報がある。
- 社内にある設備でしかできない仕事がある(実験など)
- 紙ベースの書類が多く、電子化されていない
システムの問題かもしれませんが、すぐに解決されない部分もあると思います。
そのような場合は、改善をお願いしつつ、パソコンでできる仕事は在宅で、そうでないものは出社時になどと、うまく計画立てて取り組みましょう。
周囲の理解がない場合もある
これは在宅ワークに限らず、時短勤務や残業免除などにも同じことが言えます。
誰でも在宅ワークが利用可能、という状況でしたら、それほど問題にはなりません。
ですが、条件付きでできる人とできない人が出てきてしまうと、不公平感から不満が出てきます。
ママだけ残業なし、在宅可では、不満がでるのは当然です。
人それぞれ事情がありますが、全員があなたの事情を理解して、それを肯定してくれるわけではないと心得ておきましょう。
本当に働きやすい環境とは、全員がおなじように働き方を選択できることかも…
在宅勤務を成功させるコツ
ここまで在宅勤務のメリットデメリットを説明してきました。では実際に在宅勤務をうまく利用して成功させるにはどうしたらいいのでしょうか。
私が考えるのは以下の3つです。
- 在宅勤務=楽・自由 ではないと理解する。
オンオフのメリハリをつける
コミュニケーションは自分からしっかりとする
在宅勤務=楽・自由 ではないと理解する
在宅勤務といえば
自由な働き方、会社に行かなくていいから楽
というようなイメージを持たれがちです。
しかし場所が自宅とはいえ仕事は仕事、そんなに甘いものではありません。
仕事をしている姿が見えないぶん、きちんとコミュニケーションをとり、成果を出していなければ、評価が下がる場合もあります。
メリットだけでなくデメリットもあるんだということを、きちんと理解した上で対応しましょう。
オンオフのメリハリをつける
デメリットのところで書いたように 家で仕事が出来る環境があるということはいつでも仕事ができてしまうということです。
特に仕事について熱心な方やまじめな方は、オーバーワーク気味の方は、 長時間労働になってしまいがちです。
可能であれば仕事用の場所を設ける、難しいのであれば時間や仕事単位で区切るなどして、ワークライフバランスを崩さないように気をつけましょう。
健康が一番重要なこと。
コミュニケーションは自分からしっかりとする
離れて仕事をするので、どうしてもコミュニケーション不足が問題になります。
メールやチャットだけで反応が分からない場合には、電話やテレビ電話などで情報を共有してもいいと思います。
知らなかったから、できませんでしたというのは通用しません。
反応が返ってこないと、気後れしてしまいますがち。
しかし、必要なものと割り切って、 向こうから声がかかるのを待つだけでなく、自分からしっかりコミュニケーションをとりましょう。
最後に
今回の記事では在宅勤務についてのメリット、デメリット、成功のコツをまとめました。
これは私の経験に基づいており、業務内容や会社のシステムによって、全く異なると思います。しかし、
- 自由度は増えるが、その分自己管理力が必要になる。
- 場所は違えど、責任を持って仕事をしていることには変わりない
ということは、確かですね。
まだ普及していない分、やってみないとわからない部分も多いと思いますが、チャンスがあれば取り組んでみることをおすすめします。