AI×TOEIC学習!ChatGPTで効率的にTOEIC学習を進める方法
日々TOEIC学習を頑張っているあなた。最近なにかと話題のAIツール、ChatGPT。
これもTOEIC学習にも使えないかなぁ…
なんて思いませんか?
結論から言うと、ChatGPTはそれだけでTOEIC学習を完結させることはできません。
しかし、質問に対する瞬時の回答や説明など、頼れるアシスタントとしてTOEIC学習を効果的にサポートしてくれます。
本記事では、TOEIC学習にChatGPTを活かす方法を解説していきます。
いままでの学習方法とChatGPTを組み合わせて、TOEIC学習のスピードをあげていきましょう。
TOEICテスト対策なら
ChatGPTをTOEIC学習に活用するメリット
ChatGPTは、最新のAI(人工知能)技術を利用した対話システム。
チャットに質問を打ち込むと、すぐにAIが適切な回答を返してくれます。
いつでもいくらでも、遠慮なく質問し放題!
これをTOEIC学習にも使っていくと使っていくと、便利に効果的に英語学習を進められます。
ChatGPTに活用するメリットは以下の通り。
すぐに答えてくれるので、先延ばしがなくなる
勉強をしてきてわからないことが出てきたとき、本や検索で調べるのってちょっと大変ですよね。
これってどこにかいてあるの…?
後で調べようかな…?
なんて思って後回しに…。なんてこともあるかもしれません。
ChatGPTはAIを利用したシステムのため、質問に対してすぐに答えてくれます。
文法事項なら、文法書を見たほうが理解は深まりますが、単語の意味など、ちょっとしたことならすぐに疑問を解消して、次に進めるようになります。
解説にのっていないような個別の質問もできる
TOEICの問題集には、もちろん、その問題の解説が書いてあります。
しかし、正解を選ぶ理由がわかったとしても、
- Aが正解だけど、Bはなんでダメなんだろう…?
- ~ing しか使えないって他にもあるのかな?
なんてさらに疑問が湧いてしまう。独学あるあるですよね。
こんな時でもChatGPTに直接質問ができます。
自分自身のわからないに対応した、カスタマイズ学習が可能になり、より理解が深まります。
同じことを何度も聞いても怒らない
上記のような個別の質問は、誰かに聞くのもひとつの手。
友人だけでなく、Twitterやオンラインなどでも、丁寧に教えてくれる人もいるでしょう。
でも、何度も何度も質問をするのは気が引けてしまいますよね。
回答に時間もかかっているだろうし、ちょっと申し訳ないなぁ…
なーんて思って、そのままにしてしまうかも。
でも、ChatGPTはAIなので、うざいくらいに同じ質問を繰り返してもまったく怒りません。
ちょっとずれた回答をした時に指摘すると、素直に謝ってきます。
むしろ、ちょっと可愛く思えてくる
質問が苦手な人や、周囲に聞く相手がいない人にとっても、ChatGPTは便利な学習アシスタントになるでしょう。
ChatGPTをTOEIC学習に活用する方法3選
では、実際にChatGPTをTOEIC学習に活用する方法を、解説していきます。
使い方には無限の可能性がありますが、わたしのおすすめの方法はこちら
- わからないことを質問する
- 覚えやすいよう例文を作ってもらう
- 不正解選択肢の解説をしてもらう
ちなみにこの章に出てくるTOEICの例題もすべてChatGPT作成。
そんな使い方もありますね
ChatGPT を利用するには登録が必要ですが、アカウントさえ作れば誰でも無料で利用できます。
まだChatGPT登録してないよーって方は、登録と始め方をまとめましたので、こちらから確認してください。
- ChatGPT登録手順はこちら↓(クリックすると開きます)
-
登録に使えるアカウントはこちら:
- メールアドレスで登録
- Google アカウント
- Microsoft アカウント
ここからは、メールアドレスで登録する場合の登録手順を説明します。
ChatGPT登録手順
Chat GPT のサイトにアクセスするメールアドレスを登録する今回はメールアドレス後使うのでメールアドレスを入力します
パスワードも同時に設定します。
メールアドレスを認証する上記で入力したメールアドレスあてに認証メールが届きます。
[Verify email address]のボタンをクリックして、アドレスを認証してください。
登録したアドレスとパスワードでログインする[Email Verified]が表示されたら、メールアドレスの認証は完了です。
STEP1の画面に戻り、[login]ボタンから、ChatGPTに入りましょう。
ログインしたら、早速質問!チャットボックスに、コメントを入力するとChatGPTからの答えが返ってきます。
では、それぞれ活用方法を説明していきます。
1. わからないことを質問する
まずは王道の質問です。
わからない単語や文法の質問をすれば、すぐに回答が返ってきます。
有料版だとほんと速い
例えば、ChatGPTが作ったTOEICのPart5の問題:
The company is planning to ——- its production line in order to meet the increasing demand.
(A) expand
(B) expanding
(C) expanded
(D) expansion
まずは解説をしてもらいましょう。
ChatGPT
正解は (A) expand です。
この文の空欄に入るべき単語は、動詞 “is planning to” に続く動詞の原形でなければなりません。この形は、主語である “The company” が行う予定のアクションを示します。
選択肢 (A) の “expand” は動詞の原形であり、この文脈で適切な形です。したがって、文は次のようになります。
“The company is planning to expand its production line in order to meet the increasing demand.”
選択肢 (B) の “expanding” は動詞の現在分詞形であり、この文では不適切です。”is planning to” の後には動詞の原形が必要です。
選択肢 (C) の “expanded” は動詞の過去形または過去分詞形ですが、この文では不適切です。”is planning to” の後には動詞の原形が必要です。
選択肢 (D) の “expansion” は名詞であり、この文では不適切です。”is planning to” の後には動詞の原形が必要です。
一瞬でこの答えが返ってきました。
せっかくなので、もうちょっと聞いてみましょう。
ChatGPT
動詞の原形が必要な理由は、この文では “is planning to” という構造が使われているためです。この構造は、主語が何かをする予定であることを示しています。このような文では、”be verb (is, am, are) + planning to” の後に動詞の原形を使用するのが一般的な文法規則です。
例えば、次のような文があります。
- “I am planning to travel next month.”
- “She is planning to start a new project.”
これらの文では、”planning to” の後に動詞の原形 (“travel” や “start”) が続いています。このパターンに従って、空欄に動詞の原形を使用することで、文法的に正しい文になります。そのため、選択肢 (A) の “expand” が正しい選択肢です。
こうやって深堀りしていくと、疑問点を解消していけますね
2. 覚えやすいよう例文を作ってもらう
ChatGPTの活用は答えを教えてもらうだけではありません。
例文を複数提案してもらうことで、さまざまな表現やパターンを学べます。
実際のTOEIC試験に近い形式の例文をリクエストすれば、試験対策にも使えますね
例えば、”decide on~ ”という前置詞の問題で間違えた場合、以下のように聞いてみましょう。
試しに5つお願いしてみました。
・短くて覚えやすいものにしてください
・TOEICのテストにでそうな例文にしてください
ChatGPT
- “The team needs to decide on a new project leader by next week.”
- “We have to decide on the conference venue before sending out invitations.”
- “Please decide on your top three preferences for the workshop topics.”
- “The committee will decide on the budget allocation for each department.”
- “She must decide on a marketing strategy to launch the new product.”
これらの例文は短くて覚えやすく、TOEICのテストに出そうな内容です。”decide on” というフレーズは、「~を決定する」という意味で使われます。これらの文では、様々な状況で “decide on” を使用して、選択や決定を行うことを示しています。
自分が実際に使うような例文にすれば、仕事でもすぐ活用できて一石二鳥ですね
日本語訳をつけてもらうこともできます。
3. 不正解選択肢の解説をしてもらう
TOEICの問題を解いていて物足りないのが、不正解の解説がない時。
Bが正解なのはわかったけど、Cも正解に見える。何がダメなんだろう
こんな時には、不正解の理由も含めて解説してもらいましょう。
According to the latest sales report, the company ——- a 10% increase in revenue this quarter.
(A) expecting
(B) expects
(C) expected
(D) had expected
ChatGPT
正解は (B) expects です。
この文は、最新の売上報告によると、企業が今四半期に10%の収益増加を予想していることを示しています。選択肢 (B) の “expects” は三人称単数の現在形で、主語 “the company” に適切に対応しています。
選択肢 (A) の “expecting” は動詞の現在分詞形ですが、この文では主語 “the company” に適切に対応する形ではありません。
選択肢 (C) の “expected” は動詞の過去形ですが、この文では現在の予想を表すために適切な形ではありません。
選択肢 (D) の “had expected” は過去完了形ですが、この文では現在の予想を表すために適切な形ではありません。
したがって、選択肢 (B) の “expects” が最も適切な選択肢です。
↓ChatGPTの画面はこちら
試しに、回答にない選択肢ではダメなのかも聞いてみましょう。
ChatGPT
すみません、説明が不十分でした。この文では、「expect」を使うことはできません。なぜなら、文の主語が “the company”(三人称単数)であり、現在形を使っているためです。英語の文法規則によれば、三人称単数の主語には、現在形の動詞に “-s” または “-es” を付けた形が必要です。この場合、”expect” は “expects” になります。
そのため、選択肢 (B) の “expects” が正しい選択肢となります。
こんな雑な聞き方をしても丁寧に謝ってくれるChatGPT。なんだかかわいくなってきますね
ChatGPTをTOEIC学習に使う際の限界と対策
こんな便利なChatGPTですが、これ1つでTOEIC学習を完結できるほど完ぺきではありません。
ChatGPTをTOEIC使う場合、限界があります。(なお、これは2023年5月時点の情報です。)
ChatGPTをTOEIC学習に使う場合の限界
- TOEICに特化しているわけでない
- 情報がすべて正しいわけではない
- 説明がすべてテキストでわかりにくい
TOEICに特化しているわけでない
ChatGPTは非常に優れたシステムですが、TOEIC対策に特化しているわけではありません。
残念ながら、TOEICの出題傾向や試験対策に関する知識は限られています。
例えば、以下のようなポイントまで気の利いた解説はしてくれません。
- どのくらいの時間配分で解いたほうがいいのか
- どんなひっかけ問題が出題されやすいのか
- 問題の解き方のコツ
もちろん、ピンポイントで質問すれば回答が返ってくるでしょうが、その質問をするためにはそもそもTOEICの前提知識が必要です。
わたしもTOEICの本を読んで初めて知ったコツはたくさんあります。
TOEICっぽい問題作成もしてくれますが、「たぶんTOEICには出ないだろうな…」と感じたものもありました。
例えばこちら。
なんか、TOEICっぽくないなぁ
toの空白の後に to 不定詞の選択肢がでることに違和感がありました。
TOEIC対策をするなら、最も本番のTOEICの練習になるのは、TOEICの教材や公式問題集ですので、メインに使っていくことはこれまでと変わらないでしょう。
情報がすべて正しいわけではない
ChatGPTは大量のテキストデータを学習していますが、その情報がすべて正確とは限りません。
文脈は読めますが、背景知識まではわからないので、誤った情報や古い情報が含まれることがあります。
英語の文法や単語などの英語の基礎知識は短期間で大きく変わりませんので、英語の解説を聞く分には問題ありません。
しかし、最新情報や細かい背景知識は注意が必要です。
TOEICで900点をとる方法を聞いてみたら、スピーキングの対策がでてきたこともあります。
TOEICスピーキングの満点は200点。TOEIC900点と言われてスピーキングの対策が出てくるのは、おかしいですよね。
もちろん、スピーキング力向上はTOEICLRのスコアUPにもつながりますが、900点の攻略法と言われると、ちょっとずれています
また、AIが学習した知識は2021年9月までのものであり、それ以降の情報は把握していません。
(2023年5月時点の情報です)
そのため、ChatGPTから得られる情報を鵜呑みにせず、信頼性の高い教材や公式の情報と照らし合わせての確認が重要です。
説明がすべてテキストでわかりにくい
ChatGPTはテキストベースのAIなので、説明や解説がすべて文章で提供されます。
しかし、単語のイメージや文法の解釈などは、文章よりも写真や図解の方がわかりやすいですよね。
例えばよくPart1で出てくる「awning」の意味をChatGPTに聞いてみた結果がこちら
ChatGPT
「awning」とは、建物の外部に設置される屋根状の構造物で、主に雨や日差しから守るために使用されます。しばしば、店舗の入り口や窓に設置され、通行人や店内の客を雨や太陽光から守る役割を果たします。一般的には、布地や合成樹脂、金属、アルミニウムなどの材料で作られます。awningは、商業ビル、レストラン、カフェ、ホテル、住宅などの様々な建物で使用される一般的なアイテムです。
「屋根上の構造物」のあたりで、「はっ??」ってなりませんか?
これを画像でみるとこんな感じです
これなら、すぐにわかります。
ChatGPTはテキストベースのやりとりですが、どうしてもすべてを文章で説明しようとすると難しいこともあります。
画像・動画・図解などを教材でパッと見たほうがわかりやすいですね。
対策:ChatGPTはわからない部分で補助的に使う
ここまで書いてきた通り、ChatGPTはとても便利ですが、その機能にはどうしても限界があります。
ですので、結論としておすすめの使い方はこちら
TOEICの教材は以下でOK。
スタディサプリは、初心者向けの基礎講座~上級者向けの実践問題まで、各レベルに応じた授業と問題を取り揃えているからです。
アプリが苦手で紙の本で学習したい方は、TOEIC特化の教材を選びましょう。
金のフレーズやヒロ前田先生の究極シリーズは、TOEICのTipsも満載です。
- ChatGPTに質問をしているけれど、全然欲しい答えが返ってこない
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まとめ:今までのTOEIC学習とChatGPTを併用しよう
ChatGPTはTOEIC学習にも使える便利なAIシステム。
学習に取り入れることで、わからないところを先延ばしせずにクリアにしながら、進めていけます。
主な活用方法は以下の通り
TOEIC学習にChatGPTを活用する方法
- わからないことを質問する
- 覚えやすいよう例文を作ってもらう
- 不正解選択肢の解説をしてもらう
しかしながら、ChatGPTの機能には限界があるのも事実。
これまでのTOEIC教材やアプリをメインするのは変わらず、ChatGPTをアシスタントとして、効率的に学習をすすめていくのがベスト!
AIをうまく取り入れて、TOEICスコアアップを目指していきましょう。
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