やってみてから考えよう。行動力をあげる方法。
あなたには何か気になっていることがありますか?
始めてみたいことはありませんか?
- 着付けを習ってみたい。
- 一人旅をしてみたい。
- 英語ができるようになりたい。
だれでも、いくつかはやってみたいことを持っていると思います。
では、次の質問です。
そのうちのいくつを、あなたは実際にやりましたか?
いろいろとやりたいことはあるのに、なかなか行動に移すことができない。。。なんてことありませんか?
わたしもなかなか行動できない人でした。
本記事では、
- いつまでもやりたいことに手をつけられない理由。
- 行動を起こすための方法
を書いていきます。
この記事を読むことで、行動力を妨げる要因を知り、実際に行動に移す方法がわかります。
行動できないのは、現状維持バイアスがあるから
現状維持バイアスという言葉を聞いたことがありますか?
現状を維持するのが安全な方法であると考え、変化を避けようとする心理のことです。
変化することを恐れ、なかなか行動することができない。
これが行動することを妨げる大きな原因です。
現状維持バイアスは自然な感情
なぜこのような考えを持ってしまうのでしょうか。
- 行動力を妨げる 現状維持バイアスの原因
- ・人は得られる利益よりも失う損失の方が大きく感じる
・行動を変えない方が楽
人は得られる利益よりも失う損失の方が大きく感じる
実は、人は得られる利益よりも失う損失の方を大きく感じてしまうと言う性質を持っています。
ちょっと想像みてください
10万円を得られる喜びと10万円を失う悲しみ。
どちらが、あなたにとってインパクトが大きいですか?
本来お金の価値は同じであるはずなのに、大半の人は10万円を失うリスクの方が大きいと感じてしまいます。
また、一度所有してしまうと価値を高く見積もってしまうという傾向も、この心理が関係しています。
これはものだけでなく、環境(職場など)や人間関係にも起こり得ます。
今持っているものを捨てて、今ある環境を変えて、新しいことに挑戦すると言う具体的な行動を起こすことが、実際以上に大きく感じられ、行動を起こすことをためらってしまうのです。(損失回避心理)
行動を変えない方が楽
行動が大事なのはわかるけどめんどくさい…
そして、もう1つの要因が妖怪めんどくさーいです(そんなのがいるのかは置いておいて)
実際今の生活やルーティンから外れて何かを新しく始めるのって、自分で思っている以上にエネルギーを使います。
最初はなんとなくやる気が合って動けるけれども、やっぱりめんどうになってしまう。
三日坊主なんていう言葉は、スタートモチベーションが枯れてしまった時に起こるんですよね
いや、もはや始める前からめんどくさい!なんて人もいるかもしれません…。
したい人、 10000人
始める人、100人
続ける人、1人
中谷彰宏さんのこんな名言にもあるように、やりたいと思っていても実際に始められる人は1%くらいです。
現状維持バイアスを外し、行動力を上げる方法
ではどうやったら、このバイアスを外し行動することができるのでしょうか。
方法はこちら↓
- やるリスクとやらないリスクを客観的に考える
- できるだけ小さく始める
メリットと一緒にやるリスクとやらないリスクを考えよう
答えは、感情ではなく客観的に考えるです。
- つまり行動した場合のメリットとリスク
- 何もしなかった場合のメリットとリスク
これをそれぞれ考えて比較してみるのです。
行動を起こした場合のメリットやリスクを考える方は、少なくないと思います。
でも、行動しなかった場合のメリットとリスクはどうでしょう?
ここを考える方は、あまり多くない気がします。
例えば、「今の仕事が合わないから転職したい」という例で考えると、
一方で行動しなかった場合はコチラ
【行動しないメリット】
- 今の生活を変える必要がない。
- 不採用などのショックを受けなくて済む。
きっと一番のメリットは、何もしなくてよいことですね。
【行動しないデメリット】
- 今の生活が変わらない(不満を持ったまま仕事をする生活が続く)
- 新しい環境で得られるかもしれない経験を失う。
- またいつか転職したくなった時に、 もっと若いうちにしておけば良かったと後悔する。
- 転職活動を通じて、自分のスキルや不足しているものに気づくチャンスを逃す
このように様々なメリットとリスクが考えられます。だいたい、片方のメリットは、もう一方のデメリットになりますね。
書き出して整理してみることをオススメします。
余談ですが、転職で後悔しないためには、きちんと自分にとって大事なことを明確にして、転職エージェントなどをうまく活用することが大切です。
詳しくはコチラ↓
行動しないことによるリスクにちゃんと目を向けよう
なかなか意識しづらい部分ですが、行動しないことには明らかにリスクがあります。
- 行動しないリスク
- ・何度でも、繰り返し繰り返し考えることになる
・もっと早くやっておけばよかったと後悔する
これらは、私自身も後悔したことです。
何度も繰り返し考えて、すっぱり諦められないのなら、さっさと試して実現可能性を考える方が得です。
私は20代は割とだらだら過ごしてしまったので、あの10年を取り戻せるならやれたことがたくさんあったと思っています。
英語を始めたのがもっと早かったらワーホリに行きたかった。その制度知ったのは、年齢制限の30歳を過ぎてからだった。
40代、50代になった時に「あの時挑戦していれば…」を思わないように、今、気になる事は出来る限り手をつける方向にシフトしました。
ところで先ほど現状維持バイアスという言葉を話しましたが、実は現状維持というのは不可能。実際は緩やかな衰退なんですね。
体力にしても気力にしても、早く始めた方が楽なのは明白です。
ノウハウコレクターは無意味。本当の課題は行動しないとわからない
そんなこと言っても事前に調べないと心配だよ
事前にどんなリスクがあるのか。ということを考えて、ネットなどで検索をする方も多いでしょう。
様々な形の体験談や、こうしたらいいよというアドバイスがたくさんありますよね。
このブログもそのひとつ。
いろんな人の話を聞くと、事前にわかって安心しますよね
でも、残念ながらあなた自身の課題はあなたが行動してみなければわかりません。
Aさんはうまくいったけど、Bさんはすぐに挫折。
なぜなら AさんとBさんは、生活環境も家族構成も違うし、性格も違うから。ということはままあります。
たしかに、全く知識ゼロでのスタートは得策ではないかも。
ある程度の情報があった方がありがちな失敗などは避けられますからね
そして、概要だけでもつかめたら、即行動しましょう。
あなた自身が実際に動くまでは、あなたにとっての課題は見えてきません。
最もまずいのは、いろんな知識を集めてなんとなく満足してしまうこと。
知識は増えたかもしれませんが、あなたは何も変わっていません。
いわゆるノウハウコレクター(知識ばかり集めて、行動が伴わない人)になってしまいます。
100%準備をして、失敗しないように行動することは絶対にできません。
大なり小なり、失敗はします。厳しく聞こえるかもしれませんが、失敗していないのは、単に行動していないからです。
行動力をあげるなら、ハードルはあげず、小さなことから
脳は変化を嫌います。未知なることは、脳にとって大きなストレスとなり、無意識のうちにそれを遠ざけようとします。
ですので、何かを始めるなら、なるべく小さく始めましょう。
例えば英語を始めたいなら、
- YouTubeを見る時に英語学習の動画を見てみる。
- 隙間時間に英単語を見てみる。
- プライベートの予定は、英語で書いてみる。
コストも最小限にしましょう。
- 無料アプリや無料教材を使う。
- スマホでオンライン英会話を無料体験してみる。
これもっとやってみたい!続けてみたい!と考えたときに、初めてお金をかければいいんです。
とにかく最初のハードルは限りなく低くしましょう。
とにかく最初の一歩を踏み出したあなたは1%!えらい!
習慣化までできてしまえば成功したようなもの
さらにその行動をつづけていけば、数カ月後、一年後には大きな変化が起こります。
1つ1つは小さくでも積み上げの力は、本当にばかになりません。
モチベに頼らず習慣化する方法はコチラ↓の記事も参考にしてください
まとめ
- 現状を変えるのを恐れる気持ちが行動力を妨げる
- 現状維持バイアスは自然な感情
- 行動しないメリットも考える
- 100%の準備は不可能。走りながら考えよう
- まずはとにかく小さく始めるのがコツ
- 行動出来れば上位1%!まずは自分をほめよう