「できない言い訳じゃなくて、できる方法をさがせ」
上司や名言集などで良く聞くこのような言葉。
実感がないと、単なるビジネス名言のように聞こえてきますが、これってけっこう本質をついてると思います。
最近「でも…」、という言葉を聞く度に、
と、思ってしまいます。
なぜなら、私自身ずっといろんな理由をつけて、時には人のせいにしていろんなことから逃げていましたが、できる方法を模索するようになってから、
と、感じているからです。
本記事では、実体験を元に、私なりの「できる方法を探す」って何をしてきたかを書きます。
英語学習を例にしましたが、これは、英語に限らず、ダイエットや転職、恋愛などにも有効。
今まで考えていた「できない理由」が、本当にそうなのかをもう一度見直すきっかけになればを思います。
- やりたいことがあるけど、できない理由がある。
- 成果を出すのは、自分とは違う特別な人だと思っている。
本記事の内容
特別な人なんてほとんどいない。違いは「やるか・やらないか」だけ。
まず最初に伝えておきたいのは、成果を出している人の中で特別な才能を持っている人はほんの一握りということです。
何もしていない方から見ると、
と見えるかもしれませんが、
実際は泥臭く努力し、かつ、それを継続している結果として成果を出した。これが現実だと思います。
私自身、とくだん素晴らしい成果を出しているわけではないのですが、
「元々技術屋だったけれども、30過ぎて 、ワーキングマザーをしながら英語を始め、転職をし、今は海外企業とも仕事をしている」
と、英語をツールにして、キャリアチェンジを達成しました。
と、言われることもありますが、それは違うと断言できます。
なぜなら、過去の私も同じことを思っていたから。
でも、こうなりたいと思ったことに対して試行錯誤して努力してきたら、ちゃんと結果がでました。
私が30歳で英語を始めたとき、最初に使ったテキストは中学校の整理と対策でした。
「I am a student.」から始めて、約半年ちょいで TOEIC 780点まで伸ばし、2年で転職しました。
もともと英語ができたわけではなく、誰でもやればできるということです。
こういうと、今度は次のような反論が返ってきます。
ですので、次章以降で実際どうやったのかを書いてきます。
私にもできない理由は山ほどあった:英語学習編
まず、英語学習を始めたとき、私にもできない理由は山ほどありました。
例えば
【時間がない】
- 主人がシフト勤務だから実質ワンオペ育児。
- 家でも会社でもやることが多すぎて、新しく何かをやる時間なんかない。
【気持ちの余裕がない 】
- やることが多すぎて疲れているのに、さらに頑張るなんてできない。
- 母親だってリフレッシュする時間が必要
【 お金がない 】
- 育休から復帰したばかりで、貯金も、給料も少ない。
- 自分の趣味に使う時間だってほしい。自分の趣味に使うお金だって欲しい
【 才能がない 】
- 英語ができるなんて、帰国子女とか語学の才能がある人だけじゃない?
- 日本人が大人から始めて、英語ができるようになるなんて難しいんじゃない?
【 必要性がない 】
- 今の会社では英語力なんて一切必要ない。
- 頑張って英語を身につけたところで、なんの役に立つかも分からない。
【 成果が出るかわからない 】
- 30過ぎてから英語を始めたって今更遅いんじゃない?
- 一生懸命やったところで本当に話せるようになるかわからない 。
【 応援してくれる人がいない 】
- 仕事以外で頑張って勉強してるなんて人なんていないから、周囲には言えない…。
- 家族ですら、応援してくれない。
・・・今改めて書き出していて、ちょっと憂鬱になってきました(苦笑)
やらなければならない理由は一切無くて、出来ない理由はわんさかありました。
どうですか皆さん?眺めていて、当てはまることありませんか?
その中で、私は自分の中から来る
このままじゃ駄目だという危機感と英語が喋れたらかっこいいという幻想
だけを糧に、英語学習を続けてきました。
私が探した「できる方法」:英語学習編。
では、実際に私はどうやってきたのか。
英語学習そのものじゃなくて、どうやってできる方法を探したかということに焦点を当てて書いていきます。
私がやったのは、おおきく分けて以下の3つ。
- 時間を作る。
- 身の回りを可能な限り英語に変える。
- 英語環境がないなら作る。
時間は作るもの
とにかく、常につきまとってきた最大の壁が、この「時間がない」問題でした。
いくら残業はしていないといえども、保育園児が二人いる中での、家事育児は本当に嵐のような毎日です。
お風呂に入ったと思ったらお漏らしをして、こたつ布団からカーペットまで洗濯。
特に大変だった日ではなく、割と日常茶飯事の出来事です。
ですので、勉強しようと思いたった時に、作らなければ絶対出てこないということは理解していました。
結論から言うと、朝活とすき間時間を利用しました。

割と徹底的にやりましたので、なんとか睡眠7時間をキープしたままで2時間の勉強時間を積み上げられました。
とにかく、貯金と同じで時間は自然とは余らないので、意識的に作ると言うか生み出すことが必要です。

周囲環境を可能な限り英語にする
これは目にふれるものとにかく英語にしました。例えば
- 電子機器の言語設定:自宅のパソコン、 スマホ、 Kindle
- サイトやアプリ: Amazon の言語設定、スマホのアプリ、登録サイト
- 日々の習慣:家計簿、手帳、メモ、日記
家計簿は物の名前やスペルがわからないので、かなり面倒くさかったです。
最初は時間がかかってしまって
と思ったことも正直あります。しかし、とにかく続けました。もはや、考えすぎて思考停止していたのかもしれません(笑)
日々の生活で使っているものを英語にするということは、実際に使う英語を覚えるということだからです。
これらの習慣は今でも続いていて、手帳やマインドマップも可能な限り英語になっています。
英語環境がないなら無理やり作る
前に書いたように、前職では英語は全く必要ありませんでした。
ですので、英語に何とか触れるべく、ぶつぶつ英語で独り言をつぶやいてみたり、 見かけた看板の英語を眺めて (消火器とかトイレ…) 、知らない単語を後から調べたりしてました。
これは批判されるかもしれないのですが、図書館のおはなし会に子供を連れて行く時には、聞こえてくる絵本のお話を片っ端から頭の中で英訳していました。(ほとんどできませんでしたが…)
そのくらい割りと必死でしたね・・・。
それでも、どんなに隙間時間を積み重ねても、1日2時間が限界。私が投資できる最大時間でした。
TOEIC の点数も上がり、オンライン英会話を積み重ね、どうしても、もっと英語がやりたいと思った私は、 英語を使う仕事へと転職しました。
これにより、英語を誓う使う時間はもちろん増えましたし、お金を払う側からお金を稼ぐ立場になったことにより意識も変わりました。
さらにその後、プライベートでToastmastersと言う、英語スピーチを主とした団体にも参加しています。主人に掛け合い、月に1回だけならと子供を見てもらっています。
英語学習についてはこちら

何が言いたいのかいうと、 とにかくできる方法を探せば何かしか見つかるだろうということです。
人に頼ったり、お金がかかったり、全く投資ゼロで始めることはできないかもしれませんが、とにかく何かしか方法はあります。
特に、今の時代はインターネットにで良質な情報が手に入りますので、同じ悩みを抱えてる方の解決法なども沢山出てくると思います。
やりたい気持ちを完全に殺せないなら、1秒でも早くやる。
実は、やる or やらないの他にもう一つ選択肢があります。それは先延ばしです。
一見、前向きにも見えますが、
あなたは始めるまでの間ずっと、いつかやろう、いつかやろうと無意識のうちに考え続けるわけです。 正直、脳内メモリの無駄づかい。
たちの悪いことに、「いつかやろう」も言い訳のひとつとして成り立ってしまいます。
残念ながら、ちょうどいいタイミングは永遠に来ないです。そして、とにかく、手をつけてみないことには何も分かりません。
それが自分に合っているのか、思ったよりも簡単なことか、難しいか。試してみて、まだ早いと思っても何が足りないのか、実感できます。
あるいは自分に合わないと思ったら、その時点でやめても構わないのです。
とにかくまずやってみてそれから考えて欲しい。できないと思うのであれば、できる方法を探してほしいと思います。
