育児をしながら働く、ワーキングマザー。
環境を変えるのは人一倍大変かもしれませんが、今の仕事に不満や不安を抱き、転職を考えてしまうこともありますよね。
今の時代、転職をすることは、ひと昔前に比べればぐーんとハードルが下がりました。
しかし、育児しながら働くということを考えると、転職に失敗はできません。
などということは避けたいもの。
そこで本記事では、特にワーキングマザーのような、転職に希望する条件が多い方に向けて転職で後悔しないためのポイントについて説明します。
- 育児中だけども、転職を考えている
- 転職したいけれど、譲れない条件が多く探すのが難しい
ワーキングマザーは保守的に転職活動しよう
結論から書いてしまうと、後悔しない転職をするポイントは、
「譲れない条件がクリアできる仕事に巡り合うまでは、絶対に転職しない」
という、超慎重派戦略です
ワーキングマザーの転職で保守的な戦略をとる理由
超慎重派。保守的だと思いますか?
もちろんすべての人に、守りに入ることをオススメしているわけではありません。
なぜなら、このやり方はある程度時間がかかることになるからです。
ですので、特に残業ができない、土日は働けないなど、条件的に不利なことが多いワーキングマザーの方などを想定した考え方です。
逆にもう少しリスクを取れる方、例えば、
- 十分な貯金や副業などの収入に余裕がある方
- 旦那さんや家族の収入で、生活はある程度まかなえる方
など、要は、「最悪うまく行かなかったら、また、すぐに転職できる」ような余裕のある方は、もう少しチャレンジすることもできるかと思います。
慎重すぎるとチャンスを逃すことにもなります。
一方私のように、
- シングルマザー
- 住宅ローンも抱えてて
- 保育園と小学校に送迎するため倍の時間がかかり
- 親も近くにいない
というような状況では、かなり慎重にやらざるを得ません。
コケるわけにはいかないのです。
自分がどこまでリスクをとれるのかは、自分の条件を棚卸しする際によく考えましょう。
ワーキングマザーが転職で失敗しないための3つのポイント

転職で失敗しないためのポイントは以下の3つ
1. 妥協できない条件を明確にする
まずは、転職の軸を決めることからです。
なかでも、ゆずれない条件を決めることが重要。
希望する条件はいくつも浮かぶと思いますが、その中で、
- 絶対に譲れないもの
- 妥協しても良いもの
- こだわらないもの
を整理します。
方法に決まりはありませんが、できるだけ書き出すために、思いつつままに書き出して、後から分類する方法をオススメします。
- 今の職場で嫌だ、変えたいと思っていること
- この条件が満たせないと生活に支障が出ること
- こうだったらいいのになと考えること
特にワーキングマザーの場合心配なのが、仕事と子育てとの両立。
お迎えを考えた場合の勤務時間、通勤範囲、土日仕事の有無など。をしっかり考える必要があります。
条件を整理する際には、ただ思うのではなく紙でもデジタルでもよいので書き出しましょう。
後でエージェントさんと共有する際にも役にたちます。
重要なのは、①絶対に譲れないものについて、妥協しないこと
転職活動をしていて、特に面接などの場面において直接お話をしていると、
などと考えてしまう場面がどうしても出てきます
それが考え直した結果、妥協してもいい条件なのであれば、変更してもかまいません。
もちろん、考え直して条件を見直すということは、転職活動中に何度も繰り返し行ってOKです。
しかし、流されてしまって後から後悔するというのは、最悪パターン。
当然、譲れない条件は少なければ少ないほど、仕事を見つけやすくなりますので、自問自答した上でじっくり考えながら取り組んで行きましょう。
後で書きますが、自分ひとりで考えると、考えが堂々巡りしてしまいがちですので、エージェントさんのアドバイスもフル活用しましょう。
[体験談] 私が転職活動をした際の条件
ここで、私が転職活動した時に決めた条件を共有します。
あくまで、一つの例として参考にしてください。
シングルマザーで親も近所ではないので、基本全部自分ひとりで育児を行う前提でしたので、そこは絶対条件でした。
また、マイホームがあったので、引っ越し・転勤もできません。
そのうえで以下のような条件で考えました。
絶対譲れないものの後半2つ、英語を使う仕事と車の運転については、必要条件という意味では、ほかの条件と比べ少し意味合いが違うように感じるかもしれません。
しかし、私にとっては、不可欠なものでここが合わないと長続きしないということはわかっていたので、絶対譲れない条件としました。
このように、条件は人によって異なるので、自分にとって大切なことをよく考えましょう
2. 現職に残る可能性を常に持つ
条件を書き出していて、そのように思った方もいらっしゃるかもしれません。
ですので、現職に留まる可能性を常に持つということが重要になってきます。
現職を常に選択に入れておけば、合わない条件の中から無理に選び取る必要がなくなります。
しかし、ここで1つ問題が…
条件にこだわって妥協しないという姿勢でいると、どうしても時間がかかるということ。
場合によっては、長期戦になりますし、ずっと転職しないという可能性も残ります。
のような、やむにやまれぬ事情を持って転職活動をすると、どうしても余裕がなくなり、条件面や仕事内容での妥協を生み、後悔しがちです。
ですので、転職をしなければいけない状況になってから動き出すのではなく、転職など全くする必要がない平常時から転職の準備をするんです 。
転職活動は、「今日」から始める
転職活動は、転職を考える前から始められる
転職をするということには大きな変化が伴います。
しかし、転職「活動だけ」なら今すぐ始められます。
転職活動と言うと、書類を送って、採用面接をして…というイメージがあるかもしれませんが、そこまで大きく動く前に、もう一歩手前の段階から進めておきましょう。
具体的は、
- 譲れない条件を整理しておくこと
- 職務経歴の棚卸しを作成しておくこと
- 転職エージェントさんとつながっておくこと
必要に迫られる前に活動しておくことで、現職に留まると言う選択肢を残したまま、余裕をもって活動をすることができます
この記事を読んでいる方は、既に転職を視野に入れている方が多いかもしれません。
でしたら尚のこと、今すぐ行動を開始しましょう。
3. 転職サイトと転職エージェントを併用する
後悔しない転職活動で重要なことは、転職サイトだけではなく、転職エージェントも使うということです。
転職エージェントはプロのアドバイザーが転職をサポートしてくれるサービス。
なんと、費用はいっさいかからず、無料で利用できます。
それぞれの特徴は以下の通り
- 自分のペースで転職活動をすることができる。
- 表示されている求人しか応募できない。
- 案件が多すぎて自分のあった企業を探すのが難しい。
- 転職のプロのアドバイスが受けられる。
- 非公開求人の紹介をもらえる。
- 企業文化などの情報を共有してもらえることもある
- 自分の希望条件に合った企業を紹介してもらえる
転職エージェントさんは転職のプロ。
単に仕事を紹介してくれるだけではなく、業種選びなどの相談に乗ってくれたり、履歴書の添削をしてくれたりとします。
お金もかからないので、後悔しない転職を考えるなら、使わない手はないですね
よく誤解されている方がいますが、転職エージェントに登録したからと言って、転職しなければいけないわけではありません。
転職に対する希望時期というものを聞かれますので、「良い企業があれば」という返答で大丈夫です。
実際に、私もそのように伝えて、エージェントさんのアドバイスを受けています。
どちらかしか選べないのであれば、転職エージェント一択です。
しかし、転職サイトでいろいろな仕事を検索するのは、刺激にもなるし、今世の中にどんな求人が多いかの参考にもなります。
また、例えば同じリクナビなら、リクナビネクストで見つけた仕事の情報を、エージェントさんにもらうこともできます。
ですので、基本的には両方登録しておくことをオススメします。
私が利用しているおすすめ 転職サイト&エージェント
過去の転職の際に利用し、今現在も継続して利用しているのが、こちら
まとめ
転職というのは大きな決断です。
仕事は起きている時間のうち、大きな割合を占め、それ以外の生活にも大きく影響を及ぼします。
- 妥協できない条件を明確にする
- 現職に残る可能性を常に持った状態で転職活動する
- 転職サイトと転職エージェントは併用する
