その英語学習法、ちゃんとあなたのやりたい事につながってますか?
この記事では身につけたい英語スキルによって学習方法は違うんだよということを書いていきます。
こんな人向け
- これから英語学習を始めようと思っている
- 学習を続けているのに、なかなか目標に近づかない気がする。
本記事の内容
身につけたい英語スキルによって、やるべき英語学習法は異なる
成果をあげる最短コースは、目的につながる努力をすることです。
野球がうまくなりたいのに、バスケのシュートばかり練習する人はいませんよね?
しかしながら、英語学習となると、情報が多すぎるせいか、目的とずれた方向に努力してしまっている人が少なくないと感じます。
体感的に特に多いと感じるのは、英語がペラペラになりたいといっているのに、TOEICの勉強をしているようなパターン。
TOEIC 自体を否定するつもりは全くありません。
私が言いたいのは目的が TOEIC の点数アップでない場合、 TOEICの勉強するのは遠回りだろうということです
逆に、TOEICのリーディングの点数をあげたいのに、英語のニュースサイトを読んで読解力を上げるというのも非効率的です。点数が最優先なら、素直にTOEICの教材が王道。
あるいは、今の英語力を評価するためにTOEICを受けるのであれば、対策はせずにそのまま受けましょう。個人的には、このパターンは自宅で時間を測って公式問題集を解くだけでもいいと思います。
もうひとつ大事なこと
正しい方向に向かって頑張るのと同時に、今やらなくていいことはやらないという決断も重要です。
誰でも1日は、24時間しかありません。
忙しい現代人にとって、ただでさえ貴重な時間を、間違った方向への努力に使ったり、いろいろな勉強に少しずつ分散消費していては、なかなかゴールにたどり着きません。
総合的な英語力をあげたいという気持ちはもちろんあると思います。私にもあります。しかしまず何を身につけたいのかということを考え、それに集中してください。
不要なことはやらない。目的別あなたがやるべきことと捨てること。
どんなゴールでも、必ず通る道、中学文法
最初に不要なことはやらないと言いましたが、どのようなゴールを目指すのであれ、中学レベルの文法は必ずやっておかなければならないと思います。
会話に文法は必要ないという意見も見ます。
大学受験レベルの高度な文法は確かに必要ないと思います。しかし、中学レベルはないと文章を作成することが難しく、単語単語で会話するような形になってしまいます。
まずは問題集とテキストが一緒になっているようなものを一冊やってみましょう。
その後は目的とするゴールによって、やるべきことと今やらなくてもいいことがあります。
TOEIC(LR)の点数をあげて、就職活動や昇進に役立てたい。
- やること: TOEIC の教材
- やらないこと:英会話
TOEIC の点数をあげたいのであれば TOEIC の教材を使うのが一番の近道です。
高校レベルの文法を学んでからの方が理解はしやすいと思いますが、 TOEIC は教材が豊富であり文法に特化したものもありますので、文法はそれらを使ってを身につけていってもいいと思います。
よく TOEIC の点数は高いのに会話ができないという批判も聞きますが、正直 TOEICは会話力を測るテストではないので、 その批判は的がずれていると思います。
また、TOEIC の点数だけ高くて英会話ができないとカッコ悪いと思うのであれば、それは英会話もあなたのゴールの一つであるということです。
どちらが優先度が高いか考えて優先の高い方から取り込みましょう。
英会話力をあげて、英語でコミュニケーションをとりたい。
- やること: 発音、瞬間英作文、実際に英会話をする
- やらないこと:問題集を解くこと
こちらは上とは逆パターンです。なぜか、英会話ができるようになりたいんだと言いながら机で勉強をしている方もいらっしゃいます。
英会話力を上達させるコツは、英会話をたくさんすることです
発音を学んだ後で、瞬間英作文で発話力を上げつつ、もう並行して英会話をやってしまっていいと思います。
と躊躇するなら、オンライン英会話いかがでしょうか。
先生も慣れてますからあなたがしどろもどろで会話をしていたとしてもきちんとフォローしてくれますよ。
リスニング力をあげて洋画を字幕なしでみたい。
- やること: 発音リスニングシャドーウィング
- やらないこと:問題集を解くこと
字幕なしで洋画を見てるって素敵ですよね。私も憧れます。
洋画やテレビドラマを字幕なしで見るということは、ネイティブの会話を聞き取るということですので、リスニング力が重要になってきます。
リスニングはただ聞いているだけでは上がりません。自分で口に出せないことを聞くことは難しいです。ですので、ディクテーション(耳で聞いて書きとる)やシャドーウィング(英語の音声を追いかけて、同じように自分も発話する)もやっていきましょう。
この場合も、問題集を解くような勉強はいりません。やるなら、瞬間英作文などで自分の会話力もあげていくと、理解がしやすいと思います
翻訳ができるようになって、在宅で仕事をしたい。
- やること: 高校レベルの文法、リーディング、日本語力を上げる
- やらないこと:英会話 TOEIC
もしあなたが翻訳ができることを目指すなら、TOEIC や英会話の勉強は今はしなくてもいいと思います。
英語を正確に読む必要がありますので、文法およびリーディングの勉強しましょう。
また意外に思われるかもしれませんが、翻訳には日本語力も必要になってきます。ネイティブなのにそんなの必要なの?
と思うかもしれませんが、普段会話をすることと、文章を書くということはまた別のものです。
ピンとこない方は実際に翻訳やってみてください。翻訳案件に応募しろなどということではなく、例えば、リーディングの本を翻訳してみて、訳と自分の訳で見比べてみるなど。やってみて初めて気づくことも多いかもしれません。
特に目標なんて決まっていないけど、とりあえず英語ができるようになりたい場合
ここまでゴールが決まっているという形を前提にして、何をやり、何を捨てるかについて書いてきましたが、
中には
という方も少なくはないと思います
もちろんゴールが決まっていた方が、成果がだしやすいというのは事実ですが、決まっていないからやってはいけないというわけではありません。
動き始めてから自分はこれがやってみたいというのが見えてくることも多々あります。
私がそのような方にお勧めするのは英語上達完全マップというサイトです
作成者は森沢洋介さんといい、瞬間英作文の手法の基礎を作って広めた方です。
瞬間英作文と音読が特徴であり、やってみると確実に英語力はつくであろうというコンテンツになっています。
取り組んでみて それから身につけたい英語力を少しずつ考えてみてはいかがでしょうか
まとめ
身につけたい英語力によって学習すべきことは変わります。最短でゴールを目指すなら、あなたが英語で何をしたいのか、定期的に振り返ってみましょう