TOEIC600点から800点へ!必要な勉強時間と効率的な勉強法とは?
TOEICで600点を越えた!次は800点をめざそう
TOEICのスコアを600点から800点にあげることは、決して簡単なことではありません。
それでもしっかりと勉強時間を確保し、継続して取り組めば、必ず達成できます。
私も30歳過ぎてから始めて、TOEICで840点取得するのに619時間学習しました。
日本人の英語力は上がってきているとはいえ、800点を持っている方はまだそれほど多くはありません。
TOEICで800点を越えれば、転職活動でも有利になり、キャリアアップ、収入アップの選択肢も広がります。
チャレンジする価値はありますね!
この記事では、TOEICで800点を取得するためのコツと勉強方法について、詳しく解説しています。
800点を必ず取りたい方は、ぜひ、記事を読んで取り組んでみてください。
TOEICテスト対策なら
TOEIC800点取得のポイントと勉強時間
TOEICで600点を取得できたなら、高校中級以上の英語は身についているでしょう。
しかし、まだまだ分からない単語や英文に苦戦するかもしれません。
スコアアップに取り組むにあたっては、勉強量も大事ですが、それ以上に戦略が大切。
間違ったゴールに向かって一生けん命努力していてもなかなか伸びませんからね
勉強に取り組む上で意識したいポイントは下記の通りです。
TOEIC800点取得!勉強のポイント
- 毎日2時間以上の勉強時間を確保する
- リーディングとリスニングの点数配分は偏っていい
- 時間内に解き終わらなくても800点は越えられる
- 勉強の順番は質→量へ
詳しく解説していきます。
毎日2時間以上の勉強時間を確保する
コツといいながら、いきなりド正論ですみません。
TOEICで800点を目指す場合、1日2時間は勉強時間を確保しましょう。
なぜなら、800点を取るためには、以下のようなことが必要だからです。
- 毎日単語学習を行う
- パート別に問題を解いてトレーニングする
- すきま時間やながら時間に、問題演習やリスニング
- 時間を測って模試を解く
問題を解くだけでなく、その問題を使って単語やイディオムを覚えたり、音読やシャドーイングを繰り返すトレーニングにも時間を使います。
英語力をあげることは、スポーツ上達に似ています。
例えば、野球なら正しいバットの振り方を習ってから、何度も素振りをするでしょう。
英語もまずは知識をインプットして問題を解いてから、何度も反復学習をすることが重要。
この両方を行うことで、英語力は着実に向上していきます。
そのために平日でも最低2時間は勉強時間を確保できるよう、生活の中に組み込んで習慣化していきましょう。
リーディングとリスニングの点数配分
800点を目指す時に、リーディングとリスニングの両方で8割をとる必要はありません。
どちらかが低くても、合計で800点に到達すればクリアできます。
得意不得意の個人差はありますが、点数が上がりやすいのはリスニング。
目標スコアの点数配分の目安はこのくらいです。
リスニング | リーディング | 合計 |
440 | 360 | 800 |
リスニングとリーディングが同じくらいの点数なら、リスニングに力を入れたほうが、トータルスコアは上がりやすい可能性があります。
模試や過去の試験のTOEICスコアと照らし合わせて、どのパートを集中してやるかの作戦を立てましょう。
時間内に解き終わらなくても800点は越えられる
全然時間内が足りない!こんなんじゃ800点取れないよ
時間内に解き終わらなくても800点は達成できます
TOEICテストで焦るのが、時間内に問題が解き終わらないこと。
最後のトリプルパッセージの文章までたどり着けず、塗り絵(マークシートを適当に塗りつぶす)になってしまうのは、よくある話。
もはやTOEIC受験者の誰もが通る道と言っても過言ではないでしょう。
でも、TOEICの800点は、約8割正解すれば取得できます。
単純計算で40問程度はミスしても800点とれるということ。
焦りすぎて読み飛ばして間違えるよりも、しっかり読んで正答率をあげていくことを優先しましょう。
勉強の順番は「質」をあげてから「量」へ
勉強をするときに質と量どっちが大事なの?
質をあげてから、量へと持っていきましょう。
TOEIC学習では、反復学習が重要になってきます。シャドーイングしたり、音読したり、英単語を繰り返したりetc…。
しかし、英文の意味や文構造を理解しないまま、音読を重ねていても効果は半減。
精読で意味を理解したものを繰り返すことで、効果的に定着し、実力がついていきます。
量も質もどっちも大事!でも順番を間違えないように気をつけましょうね
TOEICで800点を取るための勉強法
ここからは具体的に800点取るための勉強法を解説していきます。
やみくもに問題を解くのではなく、問題を解いた後に1つ1つの英文を理解して、解答の精度をあげていくことで800点に到達できます。
なお、これは600点程度のスコアがある方向けです。
これから600点を目指す方はこちらの記事を参考にしてください。
やり直し英語からTOEIC600点越え!必要な勉強時間と勉強法
もし、600点をとるまでに、TOEICのテクニック本やTOEIC講義を一度も見ていない方は、勉強をやりこむ前に確認しておきましょうね
800点のために勉強をする順番
TOEIC800点とりたいなら、何から勉強していけばいいの?
やり直し英語のおおまかなロードマップはこちらになります。
TOEICの勉強をすすめる順番は以下の通り。
TOEICの勉強方法
- 文法に不安がある場合は、まず文法を復習する
- パート別に学習&トレーニング
- 問題演習で実践練習
- 公式問題集で実力チェック&やりこみ
単語学習は毎日継続する!
パート別にトレーニングしたら、実践問題を解き、間違えた問題や苦手パートをまた復習します。
教材はたくさん買うのではなく、目的別に1つに絞ってやりこみましょう。
1冊をしっかり仕上げる方が、スコアアップにつながります。
TOEIC800点向け:英単語の勉強法
英単語の学習は毎日行います。すきま時間なども活用し、習慣化していくのがおすすめ。
英単語は基礎体力。覚えれば覚えるほど、英文を読むのが楽に、速くなっていきますよ
教材やアプリには1000語以上入っているものが多いですが、一気にやるのではなく、50~100語ずつを1区切りとして繰り返し、仕上げてから次に進みます。
3ヶ月~半年で800点取得を目指すなら、100語を1~2週間くらいのペース。
英単語は目でみるだけでなく、音声を聞き、声に出して覚えていきましょう。
発音がわからないまま覚えてしまうと、リスニングや英会話でつまづきます
音声を利用するなら、スマホにアプリをいれておくと便利です。
- 紙の単語帳ならおすすめは鉄板の「金のフレーズ」音声はabceedでも聞けます
- スタディサプリENGLISHなら、すきま時間もアプリで英単語学習できます
加えて、問題を解きながら出てきたわからない英単語も、しっかり覚えていきましょう
TOEIC800点向け:リスニングの勉強法
リスニング勉強は、以下の順ですすめます。
- 問題を解く
- 英文精読・単語・文法チェック
- ディクテーション(Part1/2)
- シャドーイング
まずは問題を解いていきます。
その後すぐに丸付けはせず、聞き取れなかった問題、自信がない問題を、もうこれ以上何回聞いてもわからないところまで何度も聞きなおしましょう。
問題を解いた後は英文を確認していきます。
- 聞こえてきた単語と違ってところ
- 知らなかった単語・イディオム
- 文の構造と英文の意味
シャドーイングのトレーニングをしていく前に、しっかり英文を理解しましょうね
Part1、Part2の問題は短いので、ディクテーションをおすすめします。
ディクテーションとは、文字の書き取り。聞こえてきた英語を書きとります。
ディクテーション方法の動画はこちら。(スタディサプリを利用したものになります)
公式問題集を使うときには、ノートなどに書き取りしましょう。
聞き取れない部分を補完するのに、文法知識も必要なので、文法力もあがります。
英文をチェックしたらシャドーイングをしましょう。
シャドーイングとは、英語音声に少し後から続いて繰り返すこと。
英語特有の強弱や、イントネーション、音声変化になれることで、英語が聞き取りやすくなります。
シャドーイングのやり方を覚えると、すきま時間などに耳だけで学習ができるようになります。
TOEIC800点向け:リーディングの勉強法
リーディングの勉強は、以下の順ですすめます。
- 問題を解く
- 単語・文法チェック
- 本文を精読し、理解する
- 音読
リーディングもまずは問題を解いていきます。
目標時間が表示されていれば、時間を測って解きましょう。
時間内に解けなくても普通なので、落ち込まなくてOK.
でも、本番同様に、時間を意識して解いていきましょうね。
解答を見て、わからない単語の意味や文法をチェックしていきます。
パート5の文法問題は、正解の理由だけでなく、不正解選択肢がなぜ不正解なのかも答えられられるようにすると、解答の精度があがります。
パート6やパート7の問題などでは、解答の根拠となる英文がどこにあるかを、しっかり確認していきましょう。
リーディングでは、問題を解いて終わりにするのでは、1つ1つの文章をしっかり読んで意味を確認していきます。
意味がすんなり分からない時には、SVOなどの構造や関係代名詞などの繋がりを分解してチェック
本文の意味を確認して終わり!ではありません。
理解した英文を口に出して自分のものにしていきましょう。
大きな声を出す必要はなく、ブツブツでも構いません。頭の中ではなく口に出すことで、読み飛ばすこともなく確実に英文が入ってきます。
リーディングパートの音読でも、お手本の音声を確認することを怠らないでくださいね
TOEIC800点向け:公式問題集の使い方
公式問題集を解く時は、以下の順番で解きましょう。
- 時間を測って問題を解く
- 何度でも聞き直しOK・時間無制限で問題を解く
これは、不正解の原因が、時間不足か実力不足かを切り分けるためです。
自分に不足しているものを認識して、しっかり対策していきましょう。
時間制限あり (1回目) | 時間制限なし (2回目) | 対策 |
正解 | 正解 | 問題なし |
不正解 | 正解 | 問題をたくさん解いて、判断のスピードを上げる |
正解 | 不正解 | まぐれ当たりなので要復習 |
不正解 | 不正解 | 知識不足なので要復習 |
TOEICの公式問題集はマストアイテム
TOEICを受けるなら、公式問題集ははずせません。
特に800点を目標にするレベルの受験者さんなら、必ず持っているといっても過言ではないでしょう。
公式問題集を使うメリット
- 本番と同じレイアウト
- 本番と同じナレーター
- 最新版は、今の試験に最も近い模試
本番に近い模試を解き、それを繰り返しやりこむことで、TOEIC力が上がります。
特にリスニングでは、聴きなれたナレーターさんのほうが有利
TOEICの試験もだんだん傾向が変わってきます。公式問題集を買う場合は最新のものを買いましょう。
でも…公式問題集って2回分しかないのに、高いよね…。
模試は2回分しかないですし、何回もやると答えを覚えてしまいます。
ですので、他の教材で問題をたくさん解き、公式問題集は模試として使いましょう。
スタディサプリ ENGLISHなら、模試20回分の問題+トレーニングメニューがあるのでおすすめ。
もちろん、公式問題集も解いたあとは、しっかり精読やシャドーイングをしましょうね。
TOEIC800点向け:すきま時間の勉強法
TOEICで800点を取りたいなら、空いた時間も無駄にはできません。
ちょっとした待ち時間や通勤などのながら時間も、少しでも英語に触れるようにしましょう。
- 英単語チェック
- アプリで問題を解く
- シャドーイング
などなど。すきま時間にやることをあらかじめ準備しておくと、有効活用できますよ。
教材をそろえるより、スタディサプリ+公式問題集で集中学習
TOEIC向けの教材って、ほんとにたくさんありますよね。
パート別の問題集、文法集、長文読解、リスニング特訓、英単語…etc
でも、そんなにたくさん揃えて、やりこなせますか?
私も買ったはいいけど、積読になってしまった教材もありました…
今ならスタディサプリのTOEICコースで、一括で勉強することをおすすめします。
各パートのTOEIC講座から、実践問題、すきま学習や英単語・熟語まで、TOEICスコアアップに必要なすべての項目が入っています。
中上級者なら、AI※1が解答傾向を分析し、苦手な問題を判定してくれるアダプティブ講座。
苦手な問題が判定されたら、その項目向けの動画講義と問題演習がでてきます。
苦手に集中して取り組むことで、効率的に実力アップ!
※1:AIはアダプティブ講座のみに搭載されており、パーフェクト講義終了後の受講を推奨しています
TOEICテスト対策なら
スタディサプリの内容については、長くなるので別記事にまとめています。こちらの記事に詳しく書いていますので、ご覧ください。
まとめ:TOEIC800点をとって、将来の可能性を広げよう!
TOEICを600点から800点に上げることは、簡単ではないですが、努力すれば必ず成果は出ます。
TOEIC800点取得!勉強のポイント
- 毎日2時間は勉強時間を確保する
- リーディングとリスニングの点数配分は偏っていい
- 時間内に解き終わらなくても800点は越えられる
- 勉強の順番は質→量へ
TOEICの800点を持っている人は、日本人全体から見たらまだまだ少数派。
800点を越えることで、英語ができる人とみなされ、転職やキャリアにおいても有利に働きます。
今すぐTOEIC学習という自己投資を始めて、将来を変えましょう!
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