TOEIC800点から900点へ。900点突破の戦略7選とやってはいけないこと3選
どうしてもTOEIC900点取りたい!!
TOEICのスコアが上がってくると、やっぱり目指したくなるのが900点。
でも、TOEICのスコアを800点から900点に上げるのは、一筋縄ではいきませんよね。
800点の後半で伸び悩んだり、むしろ点数が下がって落ち込んだり…。
実は全部わたし自身の話でもあります
でも、方向性を間違えずに積み上げることで900点は絶対に到達できます。
大切なのは、正しい方向性の努力を続けること!どれだけ努力を積み上げても方向性を間違えると私のように遠回りしてしまいます。
この記事では、800点を越えた方が900点を突破するための戦略とやってはいけない勉強法について説明していきます。
900点を前にして伸び悩んでいる方は、ぜひ、最後までご覧ください。
なお、800点をまだ取得していない方はこちらの記事を参考にしてください。
TOEICスコア 800点と900点の違い
まず800点と900点の間にどんな違いがあるかを知りましょう。ここを埋めていくことが、900点取得に必要なプロセスです。
800点と900点の違いは以下の通りです。
- 問題を解くスピード感
- 知っている単語とフレーズ量
- 英文に触れた量と時間
問題を解くスピード感
TOEICのテストは時間制限があるので、それぞれの問題をいかに速くかつ正確に解くかがポイント。
800点代までなら、長文をすべて読みきれなくても届きますが、900点となってくると全部読めないと難しいでしょう。
そのためには1つ1つの問題を返り読みせずに解いていくスピード感と時間管理力が必要になります。
タイムマネジメント力はTOEICでは必須のスキル!
知っている単語とフレーズの数
TOEICでは、単語力は基礎体力。
英単語を知らないと読むスピードも下がり、理解度も落ちていきます。
Part5の正答率だけの問題じゃないんですね。
逆に、単語や決まり文句のフレーズを知っているだけで瞬殺できる問題があったり、スッと文章が理解できるようにもなります。
単語帳でやり込むのはもちろんのこと、問題を解く中で出てきた知らない単語も、全て覚えるつもりで取り組みましょう。
英文に触れた量と時間
最期のポイントは英語に触れた量。
しっかりと復習ができる勉強をしていたら、あとはその勉強をどれだけ積み上げられたかが勝負をわけます。
これが、前述のスピードや単語力の基になってきます。
仕事をしながら学習に取り組むのは大変ですが、できるだけ時間を作ってたくさん英文に触れましょう。
TOEIC800から900点にするために、やってはいけない事
英語力を伸ばすために、どんな形であれ英語に触れることは大切。
その1つ1つが積み上がって英語力になっていきます。
しかし、TOEICのスコアを伸ばしたいならちょっと遠回り。
なるべく早くスコアアップしたいなら、やってはいけないことはこちらです。
TOEIC900点をとるためにやってはいけない事
- オンライン英会話でTOEIC教材を学ぶ
- ドラマや洋書などで学習する
- 復習せずに新しい問題ばかり解く
オンライン英会話でTOEIC教材を学ぶ
オンライン英会話、楽しいですよね~
実は私はオンライン英会話でしゃべるのが好き。講師と話すことは英語を学べるだけでなく、モチベアップにも繋がります。
ただ、TOEICの勉強として考えると、タイパが悪くなります。(タイムパフォーマンス:時間当たりの効率)
「講師の後について音読、単語をいくつか読み合わせて、問題を解く」なんてのは、800点を越えている方なら独学で十分。
25分間で行うよりも一人でやったほうが2倍も3倍もすすみます。
必要なのは一緒に勉強する方ではなく、むしろ、勉強してわからないことを聞ける人。
勉強自体は自分でできます
オンライン英会話はTOEICのスコア目的ではなく、英会話のレッスンとして使うことをおすすめします。
ドラマや洋書などで学習する
お気に入りのドラマや本は、自然な英語のフレーズや表現を学ぶのにとても役立ちます。
内容も楽しめて一石二鳥ですよね。
しかし、ドラマを見るのを英語学習ととらえて、時間を使うのはNG。
ネイティブのドラマには、カジュアルな表現やTOEICには出て来ない単語もたくさんあります。
前述のオンライン英会話と同様、 TOEICスコアアップと考えるとちょっと遠回りに。
TOEICの勉強ならTOEIC向けの教材を使い、英語のドラマは息抜きや娯楽として楽しみましょう。
復習せずに新しい問題ばかり解く
TOEICの学習法では、たくさん問題を解く必要がありますが、復習・トレーニングをせずに、次々と新しい問題を解いていくのは、非効率。
大切なのは、問題よりも本文をきちんと読み、復習すること!
問題を解くだけならすぐに終わってしまいますが、それではもったいない。
わからない単語を確認し、文構造がわからないところは精読した上で、音読やシャドーイングなどで定着させましょう。
どんどん模試をといていくのではなく、1つ1つの模試をしっかり復習するのが大切です。
TOEIC800から900点にするための戦略7選
実は、TOEIC900点を取得するための勉強法自体は、800点までと大きく変わりません。
しかし900点を目指すなら、学習の質を高めて1つ1つの問題をしっかりと取り込んでいく、と同時に、量をこなしていく必要があります。
この章では、TOEICで900点をとるための具体的な戦略を7つ紹介します。
TOEICで900点をとるための戦略7選
- 毎日2時間以上学習する
- 苦手分野をつぶす
- 不正解選択肢の理由まで踏み込む
- 解答よりも本文を読み込む
- 復習の質を高めたら、量でゴリ押し
- 負荷トレーニングで余裕を持つ
- 試験中に崩れないメンタル力
毎日2時間以上学習する
900点を取りたいなら、毎日しっかりと学習時間を確保しましょう。
TOEICで800点から900点にするために必要な勉強時間は、200~300時間と言われています。
半年以内と考えるなら、毎日2~3時間は教材を開く必要があります。
机に向かう以外の時間でも、通勤しながらリスニングをしたり、すきま時間でアプリで問題を解いたりと、できる限り英語に触れる時間を増やしていきましょう。
デバイスの言語設定を英語にしてしまうのもおすすめ
普段、自分が日本語でやっていることを英語で行うことで、単語も自然と覚えられますよ。
苦手分野をつぶす
800点を越えているなら、ある程度自分の苦手分野はわかっているでしょう。
- ニュース記事が難しい…
- オーストラリア英語が聞き取れない…
多少の取りこぼしがあると考えると、弱点があるだけで、9割以上の正答率を取るのは難しくなります。
苦手な部分は分野別の問題などで集中して取り組み、なくすようにしましょう。
私もオーストラリア英語が苦手だったので、オーストラリア発音だけPart4の本文暗唱もしました。
苦手をAIが自動判定し解くべき問題を出題してくれるアプリもあります。
*1:AIはアダプティブ講座のみに搭載されており、パーフェクト講義終了後の受講を推奨しています
不正解選択肢の理由まで踏み込む
TOEICでは正しい選択肢を選ぶだけでなく、なぜ他の選択肢が不正解かの理解が大切です。
例えばこんなパターン。
- この動詞は動名詞はとらないから、動名詞の選択肢は不正解
- 注記に3日以内なら返金と書いてあるが、5日たってるから不正解
不正解の理由を明確にすることにより理解が深まり、同じようなパターンの問題に対する対応力も向上します。
長文を読む時の気をつけるポイントなどもわかってくるでしょう。
4択なので一度で4倍の学びになりますね
解答よりも本文を読み込む
問題を解いて、解説を読んだ!おっけー
TOEICは、これでは、スコアは伸びません。
特に公式問題集は、解いただけで終わりにしてしまうと、すごーーーーーくもったいないです。
TOEICの文章は、そのまま現実のメールやチラシで出てきても違和感がないくらいの自然な英語。
その中によく使われる構文やフレーズが入っています。
高得点が取れるようになっているなら、すべての文章を精読する必要はありません。
わからなかった単語をすべてチェックし、すぐに意味のとれなかったり、返り読みした文構造を精読し、音読やシャドーイングで定着させましょう。
もちろん、TOEIC力だけでなく英語の総合力も上がります
復習の質を高めたら、量でゴリ押し
まずはしっかり復習の方法を固めます。
- 本文チェック
- 単語、フレーズチェック
- わからない文章の精読
- 音読
- 音源を使ってシャドーイング
繰り返しになりますが、自分なりの復習方法が決まったら、あとはどんどん量をこなしていきます。
もちろん、やみくもにやるのではなく、苦手分野を集中的に解いたり、負荷をかけて解いたりと調整は必要。
ですが、最後はどれだけの問題に取り組めたかが、確実に本番に効いてきます。
公式問題集は2回分しかないので、アプリや模試で補完していきましょう。
例えば、スタディサプリ ENGLISHは模試20回分の問題(トレーニング・講義付)が入っています
負荷トレーニングで余裕を持つ
TOEICの本番では、緊張や環境の違いなどもあり、なかなか実力を100%発揮できない人もいますよね。
私も緊張しぃなので、めっちゃ本番に弱いです。
「負荷トレーニング=普段は本番よりも少し厳しい環境で勉強する」をすることで、本番の試験時に余裕がでてきます。
負荷トレーニング方法
- リスニングは1.2倍速で聞く
- 易~難レベルの問題ではなく、難易度の高い問題を解く
900点向けの教材や、レベルに合わせて問題を出題してくれるアプリなどで負荷をかけていきましょう。
表紙の威圧感がすごいですよね…このシリーズ
TEST 1 解きましたが、正答率は34/46問(約73%)でした。
その後に受けたTOEICは930点だったので、ほんとに難問です
前述したアプリにも、自分の実力に合わせた難易度の問題が出題される機能があります。
試験中に崩れないメンタル力
精神力のようになってしまいますが、やっぱり最後はメンタル。
800点を超えていたら、さすがに試験中に心が折れることはないと思います。でも、途中で集中力が切れたり焦ることは、まだまだあるでしょう。
わたしもPart2で聞き逃してしまってそれを引きずったり、Part5で分からない問題に見切りがつけられず、すごく時間を使ってしまうことがありました。
その後、後悔と焦る気持ちを抱えながら、苦い気持ちで問題を解き続けることに…。
時間を消費したうえに、そのあとの集中力もガクンと落ちてしまうんですよね
実際やっていると、「ムリなら見切りをつける」のは、スコアがあがると逆に難しくなるのかもしれないな。っと思います。
でも、残念ですが、そんな風に気が散れば散るほどスコアは下がります。
対策は、やはり練習。時間を測って、2時間通して問題を解くことを行いましょう。
時間に追われながら2時間問題を解く。本番に近い状態を積み重ねることで、気持ちのコントロールも徐々に慣れていきます。
タイムマネジメントと同時に、メンタルもうまく管理していきましょう
どうしても800点代で伸び悩んでしまったら
いろいろと努力はしているにどうしても900点に届かない…
頑張っているのに結果が出ないのは、本当につらいですよね。
まずは一度立ち止まって、自分の苦手分野はどこか、何が自分の課題かをもう一度見直してから進むことをおすすめします。
ひとりで取り組むことに限界を感じたら、プロの手を借りるのも1つの方法
なぜなら、努力は大切ですが、間違った方向に努力をしてもうまく結果がでないからです。
自分ひとりで学習をしていると、自分の本当の課題に気づけないかもしれません。
- 文法がまだしっかりしていないのに、問題をどんどん解いてしまう
- 単語力に課題があるのに、強化が不十分
人によって何が課題かは異なります。
それを客観的に判断して、改善のためのアドバイスをもらえるのが、プロのコーチによる英語コーチング。
やりながら疑問や不安がまた出てくるので、できれば単発のコンサルではなく、3ヶ月程度で集中して受けるのがおすすめ。
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まとめ:戦略的に取り組み、800点から900点越えを達成しよう!
TOEICで800点を取った後、900点を取りたい!っと思う方は少なくありません。
日本では、900点をとると、転職やクライアントワークでの足切りはほぼなくなり、「英語ができる人」として見られることが多くなります。
しかし、そのたった100点のスコアアップは決して簡単ではありません。
900点を取るための学習方法に切り替えて、方向性のあった学習を積み上げましょう。
- 毎日3時間以上学習する
- 苦手分野をつぶす
- 不正解選択肢の理由まで踏み込む:
- 解答よりも本文を読み込む
- 復習の質を高めたら、量でゴリ押し
- 負荷トレーニングで余裕を持つ
- 試験中に崩れないメンタル力
独学に限界を感じているなら、スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプランで、今の悩みを相談してみましょう。
頑張って900点を取れば、さらに英会話力を伸ばしたり、キャリアの選択肢が増えたりと、世界がひろがります。
ぜひ、頑張って900点越えを達成していきましょう!