わたしは、家族ほぼ全員が読書好きという影響と、両親が忙しかったという理由により、保育園児の頃から、2週間に1度のペースで図書館通いを続けています。
もう30年ほどになりますね…。わぉ。
しかしながら、
そんなことを思う方もいるかもしれません。一部の方にとって、読書は少々敷居の高いもののようです。
実際には、本ってそんなに小難しいものではないんです。
例えばこのブログ記事はおよそ3,000文字です。原稿用紙でいったら7枚を超えます。ですが、おしゃべりを聞くように読めば、それほど長くは感じないでしょう。
もちろん、初心者の方がいきなり夏目漱石などの古典を読みだすのは、NG。
最近は、ベストセラーになったビジネス本が漫画化されることなどもありますので、まずはそのあたりから手に取ってみては、いかがでしょうか?
音楽を聞くように、テレビを見るように、気軽に読書を楽しみましょう。
そんな読書生活を始めるきっかけとなるよう、本記事では読書をすることによるメリットを紹介します。
実は、読書することによるメリットは数え出したらキリがありません。
- 語彙力が増える
- 読解力が上がる
- 共感力が上がる。
- 精神面でリフレッシュ効果
- 脳の老化にも良い影響
その中で私が特に重要だと思う読書の3つのメリットを以下に紹介します
常識がリセットされる
人は誰でも自分の中に常識をもっています。
そして、何故か、自分にとっての常識は、他人にとっての常識でもあると、錯覚してしまいがちです
特に日本人は、ほぼ同民族で構成された国家であり、同じ考えであろうという考えが強いです。
かの有名なアインシュタインは、常識について、ある名言を残しています。
常識とは 18歳までに集めた偏見のコレクション
アルベルト・アインシュタイン
ここに、読書というものを取り入れると、自分の中では常識だと思っていたことが、まったく常識ではなかったということに気づくことができます。
例えば、たくさん勉強していい大学に入り、大企業に就職するのが、安定した高収入につながるというかつての常識。
しかし、実際は、収入だけを考えた場合、重要なのは、大企業を選ぶことではなく、高収入の業界を選ぶことです。
他の例としては、”嫉妬という感情は悪いもので、嫉妬を感じないようにするべき”という考え。
しかし、嫉妬は自分が本当に欲しいものに対して反応するという性質を利用すれば、自分の望みに気づくリトマス試験紙の役割を果たしてくれます。
このように、自分が正しいと信じている常識も、違っていることがある。物事に絶対の正解はない、などということに、気づかせてくれるのが読書です。
圧倒的経験値が手にはいる
あなたの体はひとつしかなく、人生は一度しか生きられません。
あなた自身が体験できることは物理的に時間的に経済的に限られています。
しかし本を読むことによって、偉人の考えをトレースしたり、その人生を追体験することができます
あなたが日本にいる普通の会社員であるとしましょう。
あなたは、世界でトップ10に入るようなお金持ちの人間が、どのような考え方や習慣をもっているか想像できますか?
ある発展途上国には生活の為に物乞いをしている子供達がいます。彼らは10歳くらい成長すると同情を引きにくくなり、稼げるお金が減るため、自ら手足を切り落とす、あるいは片目をつぶすという選択をします。こんなことが想像できますか?
なぜ彼らが就労を選べないのか、想像がつきますか?
SFのストーリーで、極端に高度にIT化された社会にどんな問題が発生するか、想像できますか?
日常生活の繰り返しは、非常に狭い情報しかあなたに与えてくれません。
本のなかには、世界中、歴史上の情報だけでなく、ハリーポッターのような現実の物理的な枠さえ飛び越えた、あらゆる経験が詰まっています。
読書を通じてあらゆる困難や素晴らしい体験を見てきた人と、自分の日常生活の範囲内で得られる経験だけしか持っていない人。
例えば新しい仕事をするとき、どちらから、より多くのアイディアが引き出せると思いますか?
行動力があがる
これは特に実用本に多い特徴かもしれませんが、本を読んだ後は、実際に行動を起こしやすくなります。
例えば有名な近藤麻理恵さんの本に
という本があります
この本はベストセラーとなり、今では英訳もされて、世界中にこんまりメソッドが広まっています。
私もこの本を読みましたが、読んでいるうちにだんだんこんまりさんのやり方で、片付けを試してみたくなりました。
他にも、投資で資産増大という本を読んだら、人間関係が円滑になる方法という本を読んだら、その方法を試してみたくなりませんか?
いきなり投資を始めるまで行かなかったとしても、例えば Google 検索で[投資 初めて]などと検索することも行動のひとつです。
それはあなたに新しい情報アンテナが立った状態です。あなたが新しい行動を始めた状態です。
これを続けていけば、あなたの行動と知見は限りなく広がります。
読書のデメリットとその解決法
ここまでは、読書で得られるメリットばかりを書いてきました。
一応、数少ないデメリットとその解決法をお話しします。
【考えられるデメリット】
- まとまった時間が必要。
- 目が疲れる
これらはすべて、従来型の読書にこだわることより発生します。
しかし、現在はいい時代。一口に読書といっても様々なオプションがあります。
これまで通り紙の本を読むこともできますし、 Kindle や楽天Koboなどの電子ブックを専用端末やスマホに入れて持ち歩き、ちょっとしたいつでも読むことができます。
ちなみに、Kindleは英語多読とも相性が良いです。これについては、長くなるので別記事で紹介します。
漫画化されたベストセラーを読むのもいいでしょう。
またオーディオブックを利用すれば、ウォーキングや家事の最中など、耳だけが開いている時間に読書をすることもできます。
日常的な行動とセットにすれば、時間がなくても読書できますね!
まとめ
読書から得られる効果は絶大。気軽に読書をして、あなたの知らない世界を覗いてみましょう。