TOEIC900点ホルダーがVersant受けてみた!結果とリアルな感想【体験談】


新形式のVersant、受けて来ましたー @ 2025
2024年に外資系企業に転職して、日々の仕事の中で英語力不足を痛感。

こ、これは…仕事に支障をきたすレベルでは…
ということで、2025年は改めて英語力をあげることを目標にしました。
特に!リスニングとスピーキング!
これね、全然だったの。自分のできなさにビックリした。本当に。
あれ?今まで(転職前)は、もしかしてお客さんだったからいろいろと配慮されていたのかな。っと疑うレベル
(実際、いつも同じ人と話していたわけではなく、展示会とかも出てたから、そんなわけはないと思うけど…)
と、いうわけで、まずは改めての現在スキルの把握(数値化) が必要。というわけで、Versantを受けました、その感想記事をアップデートします。
(Versantはしばらく受けないうちに新形式になっていました)
本記事は感想記事になります。Versant試験の内容については、こちらにしっかりとまとめましたので、ご参照ください

Versantテスト 事前準備

Versantの教材で新形式について知る
あまり対策をしてしまうと、現状把握にならないと思いつつ、新形式がどのようなものかを知るために、教材で確認しました。
使ったのは、英語教材で有名なアルク社のVersant対策本

TOEICと違い、Versantは教材が少ないので、新形式に対応している教材は貴重ですね。
Amazonで”Versant”で検索すると、自費出版のようなKindle本がたくさん出てきます。
しかし、出版社のように校閲が入っているものではありませんので、体験談や方法として参考程度の情報としています。
ChatGPTで問題を出してもらう
英語のクイズのようなpartAはChatGPTに問題を出してもらったりもしました。
指示がいまいちだったのか期待したほどランダムに出題されなかったですが、ちょっとしたトレーニングにはなりました。

それから、YouTubeなどで模試を探して解いてみたりもしましたね。
Versant試験当日の流れと感想

試験前の準備
Versantは自宅で受験しました。休日の朝も考えたのですが、

せっかく受験料を払って受けるのに、途中で子供がカットインするとやだなぁ
と思ったので、学校に行った後、始業前の時間で受験。
試験時間が短いので、このようなすき間でも受験できるのがいいですね。わざわざ受験会場に行って、2時間かかるTOEICを思うと本当に楽です。
受験にはスマホを使用し、イヤホンは使いませんでした

イヤホンは使用しないことが公式の案内でも推奨されています。
カバーも外して受けましょう
試験前に音チェックがあるので、そこで確認できます。
心配でしたら、事前にVersantアプリをインストールし、サンプルテストを受けておきましょう
Versantを受けた感触とTOEICとの違い

やっぱり難しいですね
まぁどんな試験も簡単だと感じることはあまりないのですが、例えばリスニングもTOEICと比較するとVersantの方が難しいと思います。
私が難しいと感じたポイントをいくつかピックアップします。
- 音がTOEICのようにはっきりしていない
- スピードが速く、アクセントも強い(より現実に近い)
- 回答時間が短い。かつ、残り時間が表示されない
音がTOEICのようにはっきりしていない
VersantはTOEICのリスニング問題のようにクリアで整った音質ではありません。
電話のようにくぐもっていたり、少し雑音のように感じたりと、より聞き取りづらいです。
スピードが速く、アクセントも強い(より現実に近い)
英語自体もスピードが速く、TOEICよりもリンキングやリダクションが強いです。
中国やベトナム系のような速めでスタッカートのような、聞きなれないアクセントもあったように感じました。
音の連結や脱落もTOEICよりも強いと思います。
回答時間が短い。かつ、残り時間が表示されない
リピート問題などで思い出しながら回答しようとすると、時間切れになり、回答途中でも容赦なく次の問題に行ってしまいます。
しかも残り時間が表示されないので、感覚がつかめない。
特に後半のパートE,パートFは時間感覚がないとしんどいですね。

もしかしたらPC受験なら表示されるのかもしれません。スマホ受験なら時計が欲しいところ。
TOEICだと受験者が多い分、結構この辺のコツみたいな情報が豊富にあり、「迷った時はこう対処しろ!」的なアドバイスをあれこれ見るのですが、その状態に慣れていると、他の試験では戸惑います。

他の資格試験の時も感じましたが、やっぱりTOEICの情報量ってすごいですね。
いや、まぁ、試験のコツを知るより、英語力あげるのが近道だし、本質なんですけどね…(苦笑)
Versant受験の結果スコアは?
で、結果ですが、こちらになります
項目 | スコア | CEFR |
---|---|---|
総合 | 60 | B2 |
スピーキング | 51 | B1+ |
┗話法 | 56 | B1+ |
┗語彙、構文 (スコア配分より逆算) | 46 | B1 |
リスニング | 68 | B2+ |

TOEICでもリスニングは満点。Part5の文法・語彙が一番苦手なので、相関性がありますね…
ちなみに、Versantはすべての問題で均等に評価されるわけではなく、パートごとに採点項目が決まっています。
詳細はこちらの記事をご参照ください。

今後の課題
もともとの受験の目的が現在値の把握。その結果を受けての目標はこれ↓

今年中にスピーキングをB2レベルにあげたい
自分としては、仕事をしていてリスニング全然足りない(何言ってるか理解できない)ところが多いなと感じるのですが、結果的にはそれよりもスピーキングですね。
特に自分で話す時の文法、語彙力、構文に課題がありそうなので、ここらが強化ポイントかなー。
今までこの領域って練習してもチェックするのが難しかったし、オンライン英会話でもなかなか細かいフィードバック受けられなかったんだけど、今はAIがあるからチェックが簡単になってありがたい。
語彙力はシンプルに単語教材。これはAI英語学習アプリのabceedでやっていこうと思います。
まとめ:Versantテストの感想
Versantを受験して改めて感じたのは、TOEICスコアと「実際に使える英語力」は別物だということ。
TOEIC900点オーバーのスコアがあっても、Versantでは自然なスピーキングや文法力不足が明確にスコアに表れてましたね。
それでも、得意/苦手の傾向がTOEICと一致しているのは興味深かったですが…。
強化ポイントも見えたところで、引き続きちまちまと頑張っていきます。
テストについて詳しく知りたい方はこちらをどうぞ
