やり直し英語からTOEIC600点越え!必要な勉強時間と勉強法
TOEIC の勉強って何から始めればいいの?
まずは600点を目標に、英語力をつけていきましょう
これから TOEIC の勉強を始めるあなた。何から勉強したらいいか、悩んでいませんか?
TOEICを受験するならまず最初のターゲットは600点。
この記事では、これからTOEIC の勉強を始める方のために、なぜ600点を目指すのかとTOEIC600点を取るための勉強法を説明していきます。
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TOEIC600点取得のために知るべきポイントと勉強時間
TOEICの勉強をこれから始める方が、まず目標にするのが、600点。600点をとるための勉強ができれば、基礎的な英語力が身に付きます。
600点取得のためのポイント
- 点数のあがりやすいパートから学習する
- リーディングとリスニングの目標点数を決めておく
- 毎日2時間勉強して、3ヶ月~半年(現在の英語力にもよる)
点数の上がりやすい所から勉強していく
TOEICはリスニングで4パート、 リーディングで3パートの、計7パートありますが、点数の上げやすさはパートによって異なります。
TOEIC は全部で200問。
比較的簡単なPart2の応答問題でも、時間がかかる長文のPart7でも1問は1問です。
(厳密に言うと問題の正答率によって微妙な調整が入る特殊な採点をしているのですが、ややこしくなる上に大勢に影響はないので省きます)
ですので、まず点数を上げやすいパートから正答率を上げてスコアを稼いでいくのが正攻法。
パートごとの点数の上げやすさの目安は以下の通りです。
【各Partでの点数の上げやすさ】
Part1 | Part2 | Part3 | Part4 | Part5 | Part6 | Part7 |
普通 | 上げやすい | 難しい | 難しい | 上げやすい | 普通 | 難しい |
TOEIC600点の点数配分は均等でなくてもいい
TOEIC LRの点数はリスニングとリーディングとの合計点。
一般的にリーディングよりもリスニングの方が点数がとりやすいです。
ですので600点であれば、ざっくりリスニング350点、リーディング250点くらいがスコア目安。
リスニング | リーディング | 合計 |
350 | 250 | 600 |
もちろん人によって得意不得意がありますので、リーディングの方がスコアが高いということもあるでしょう。
重要なのは、これらを知っておくこと。
- リスニングとリーディング両方で6割をとる必要はない
- 合計でスコアが600点以上になればいい
- リスニングの方が点数があがりやすい
そして自分のスコアと照らし合わせて、どのパートに力をいれるかを考えることです。
600点取得に必要な勉強時間はどのくらい?
TOEIC 600点を取るのに必要な時間は約200~300時間と言われています。
1日に1~2時間勉強して3ヶ月~半年ですね。
現在の英語力や、実際に取れる勉強時間によっても変わります
これを長いと感じるか、短いと感じるかは人それぞれですが、なるべく短い期間でスコアアップしたい方は1日あたりの勉強時間を増やしましょう。
すきま時間も活用してたくさん英語に触れておくと、耳も英語に慣れてきます。
TOEICで600点を取るための勉強法
では600点を取るにはどのような勉強をすればいいのでしょうか。
基礎英語力を高めれば、 TOEIC600点は取れます。
しかし、より効果的なのは基礎英語力をあげる+ TOEIC力をつけること。
TOEIC力とは、TOEICの出題傾向や、ひっかけ問題のパターンに関する知識。
このTOEIC力がついていれば、ただ英語ができる状態よりも有利に得点を稼げます。
まずは基礎英語力から。600点取得に必要なベースとなる英語力は以下の3つ。
- 基礎英語力
- TOEIC単語力
- TOEIC文法力
それぞれ説明していきます。
まずは中学英語を復習する
よし早速 TOEIC の教材を始めるぞ!
と意気込んでいるあなた
ちょっと待ったー
もし英語をすっかり忘れてしまって1からのやり直しであれば、いきなり TOEIC の勉強に手をつけるのは遠回りです。
まずは中学英語の復習をしましょう。
中学英語からやってやっていたら、時間がかかっちゃうんじゃない?
と思われるかもしれません。
しかし、英語をすっかり忘れている状態でいきなりTOEIC の問題を解き、解説を読んでも、なかなか理解できません。
急がば回れ。まずは中学の英語の単語と文法を復習しましょう。
こちらの教材を1冊やって間違えたところを復習すれば、基礎力がつきます。
書き込みはせず、ノートに解いて、間違えたところだけ後から復習しましょ
予備校のように授業形式で説明を受けたほうがわかりやすいなら、動画による講義があるスタディサプリ ENGLISH を使いましょう。
メインのTOEICパーフェクト講座ではなく、基礎講座から復習していくと、定着しやすいです。
点数ごとの勉強法はこちらにまとめていますので、合わせて参考にしてください。
中学英語を復習したら、TOEICの教材を使って単語と文法力を上げていきます。
TOEIC600点向け:英単語の勉強法
TOEICの600点を目指すなら、いきなり難しい単語を覚える必要はありません。
まずは、頻出の基本単語から覚えていきます。
TOEIC試験は900点以上取るような上級者も、初めて受けるような初心者も同じ問題を解きます。
ですので、問題を解く中に非常に難しい英単語が混じっているのが普通。
でも、900点レベルの英単語は出てくる頻度も低いし難しいので、それも含めて全部覚えようとするのは効率が悪い。
600点を目指すならまずは600点レベルの英単語に取り組みましょう。
おすすめは王道のTOEIC単語集。金のフレーズです
もし、試し読みをしてみて少し難しいなと感じるようであれば、 一段階レベルを落とした銀のフレーズもあります。
何冊もやるのではなく、1冊をやりこみましょう。
銀フレは金フレとかぶっている部分も多いので、金フレ1つを購入して点数別に繰り返し覚えていくのもよいですね
わたしは金のフレーズと、文章で覚える金のセンテンスに取り組みました。
勉強法についてはこちらの記事も参考にしてください。
TOEIC600点向け:文法の勉強法
TOEICの文法は主にPart5と6にて出題されます。
しかし、文法力がつくことで、リスニング力やPart7の長文読解力もアップします。
TOEICの文法問題はパターンがありますので、品詞・時制などよく出るものはしっかり押さえておくと確実にスコアがあがるでしょう。
TOEICの文法問題のクセに慣れることがスコアアップの鍵。
教材で有名なのはTEX加藤先生の”文法問題 でる1000問”。しかし、かなりのボリュームで初心者向けではありません。
ですので、まずは600点レベルの文法問題から始めることをおすすめします。
Amazonの読み放題:Kindle Unlimited会員の方なら、読み放題対象のこちらの本もおすすめ
TOEIC のテクニック本は一冊読んでおく
上記の基礎英語力に加えて大切なのが TOEIC のテストの対策をすること。
テストにはそれぞれ決まった出題形式があり、 よく出る問題の傾向があります。
それを知っているか知らないか、事前に分かった上で対策しておくか否かでスコアが変わってきます。
テクニックで点数をあげるのってどうなの?
あなたが完全に英語力のみを測定したいのであれば、TOEIC対策は無視してそのままテストを受けましょう。
でも5点でも高いスコアを取りたいと思っているのであれば、テクニックは押さえて対策をしておいて損はありません。
TOEICの問題傾向を知って対策をするのは、いわばTOEIC界の常識。
あなただけでなく、同じく受験をするライバルの皆さんもTOEIC の傾向と対策を実施しています。
知らないだけでスコアが下がってしまうなんてもったいないですよね
傾向が決まっているので、1冊やれば十分です。
基本的なことだけ最初に知っておけば、後は問題を解くうちにだんだん慣れてきます。
最新の公式問題集を1冊やる
TOEIC受験において、公式問題集を解くことは必須。
公式問題集はたくさん発刊されていますが、必ずその中で一番新しいものを買ってください。
問題の傾向が徐々に変わってくるので、TOEICにおいては新しいものが正義。
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TOEICの公式問題集は制限時間あり・なしで解く
公式問題集を解く時は、以下の手順でやります。
- 2時間を計って解く
- (1回目の採点はせずに)時間無制限で解く。リスニングもわかるまでリピートしてOK
どうして時間制限なしで解くの?
不正解の原因が時間不足かどうかを切り分けるためです
TOEICは時間勝負のテスト。
600点レベルでは、最後の方で時間切れになることが当たり前です。
だからこそ、不正解の原因が時間かどうかを見極める必要があります。
「時間さえあればとける」と思っていたのに時間無制限でも解けない場合、足りないのは時間ではなく英語力です。
内容と対策はこの表のとおり
時間制限あり (1回目) | 時間制限なし (2回目) | 対応 |
正解 | 正解 | 問題なし |
不正解 | 正解 | 問題をたくさん解いて、判断のスピードを上げる |
正解 | 不正解 | まぐれ当たりなので要復習 |
不正解 | 不正解 | 知識不足なので要復習 |
体系的にTOEICを学べるアプリ:スタディサプリ
ここまで様々な教材や勉強法を紹介してきました。
ひとりでちゃんとできるかなぁ…
と心配なら、リクルートが提供する英語学習サービス:スタディサプリ ENGLISHがおすすめです。
スタディサプリは今まで書いてきたような以下の学習方法がひとつのサービスでまとめて体系的に学べるアプリ。
スタディサプリ+公式問題集で600点を目指す学習メニュー
例えば、目標スコアが600点なら以下のように学習をすすめます。
画像:スタディサプリより引用
予備校の授業のような動画講義でTOEICのコツや頻出問題を学び、シャドーイングや問題演習などのトレーニングで着実に英語の実力をつけていきます。
すきま時間の学習や継続学習しやすい仕組みがそろっています。
ちょっとした不便さ、面倒くささでも、積み重なって大きくなると、挫折に繋がる原因に。
そのハードルを下げるという意味で、内容を考えたり、間違えた問題を選んだりという手間をやってくれるスタディサプリ学習はおすすめ。
とにかく大事なのは、コツコツ学習を続けること
詳しくはこちらの記事にまとめていますので、ご覧ください。
スタディサプリの月額料金
スタディサプリは月額料金がかかります。
スタディサプリ ENGLISH | スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプラン | |
月額 | 3,278円 | 6,234円 (3ヶ月:74,800円) |
スタイル | アプリで自主学習 | 自主学習 + パーソナルコーチ |
教材をひとつひとつ買うよりも割高に感じるかもしれませんが、短期集中で目標スコアをクリアしたい。
そのためには期間限定でお金を払える!というなら、スタディサプリ決して損しない選択肢です。
もちろん自分でしっかり取り組むのが重要ですよ
TOEICのアプリ学習には、Santaアルクやabceedなども有名ですが、特に600点を目指す方なら、説明が丁寧でわかりやすいスタディサプリがいいでしょう。
もし迷ったら、こちらの比較記事も参考にしてください。
スタディサプリとSantaアルクはどっちがおすすめ?
スタディサプリとabceedはどっちがおすすめ?
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TOEIC 600点ってすごい?どんな点数?
そもそもTOEIC600点ってどんな点数なの?
TOEIC 600点はおおよそ高校英語レベル。
最初に600点を目指す理由は、英語力があるとみられる一つのボーダーが600点だからです。
600点を取得すると、以下のようなメリットがあります。
- 一定の英語力があると見なされる
- 履歴書に点数を書け、転職で有利になる
- 企業内で評価される
一定以上の英語力があると見られる
TOEIC の2022年度受験者の平均点は公開テスト611点、IPテストでは498点でした。
【2022年 TOEIC L&R 受験者の平均スコア】
リスニング | リーディング | 合計 | |
公開テスト | 331 | 277 | 608 |
IPテスト | 277 | 217 | 493 |
数字引用元:TOEIC® Program DATA & ANALYSIS 2023
600点を取得することによって一定以上の英語力があるとみなされます。
平均程度でも英語力があると思われるの?
そもそもTOEICを受けている時点で、英語に関心があり抵抗がないという層だということ。
そこで平均点をとれるということは、社会人全体でみれば英語力があると判断されますよね。
履歴書に点数を書け、転職で有利になる
一般的に、履歴書にかけるスコアの目安が600点以上です。
外資系や英語メインで使う海外営業などになってくると、600点では少し足りません。
しかし、
- 通常業務の中でサプライヤとのやり取りのみ英語を使う
- 問い合わせや注文などで定型の英語を使う
などという場合は、600点~と書かれている求人が多いです。
企業内で評価される
600点を超えると企業内でも評価されます。
少し前のデータにはなりますが、TOEICを実施しているiibcの英語活用実態調査(2019)において、企業・団体が求めるTOEIC®Programスコアの結果がありました。
昇進・昇格については、以下の結果になっています。
【要件・参考とするTOEICスコア(平均)】
係長・主任 | 課長 | 部長 | 役職 |
515 | 530 | 565 | 600 |
まだまだ日本人全体の英語力はそれほど高くはないので、600点でも周りと比べて英語力が高いと評価されるようになります。
資格手当がある企業もありますね
まとめ:TOEIC で600点を取るための勉強法
- まずは中学英語を復習する
- 英単語力は頻出の600点レベルから覚える
- 文法の問題集を1冊解く
- TOEIC のテクニック本を一冊は読んでおく
- 公式問題集一冊やる
- スタディサプリなら、1つのアプリでまとめて学習できる