社会人の皆さんに質問です。
学生時代に、親や先生から「勉強 勉強」としつこく言われ、社会人になってまでそんなこと言われたくないと思うかもしれません。
確かに社会人は自由です。
休日に夕方までゴロゴロ寝ていても 昼間から酒を飲んでいても 誰にも文句を言われる筋合いはありません。
それでも、学びは続けるべきだと、私は思っています。
この記事ではその理由についてまとめていきます。
本記事でいう勉強とは机に向かうモノだけでなく、読書や行動から得られる学びなども含みます。
- 将来が不安な人
- 勉強するメリットがわからない人
- 今の自分のスキルに自信がない人
本記事の内容
日本の社会人ってどのくらい勉強しているの?
実際、継続して勉強をしているという社会人は少ないようです。
2018年のリクルートワークス研究所のデータによると、過去1年間に自ら勉強した雇用者の割合は33% という結果でした。
裏を返すと、つまり7割弱の人は、自ら学ぶことをしないで社会人生活を送っているのです。
勉強という習慣をつけるだけで上位の3割に入れます。
興味深いのは、学ばなかった理由に対する回答が、
1位「特に当てはまるものはない」 なんと51%!
2位「転職などの予定がない」17%
3位「 忙しいから」15%
さきほどの、勉強をしていない 7割と合わせて単純計算すると、
つまり、サラリーマン全体の4割程の方は、そもそも時間があろうとなかろうと勉強する気がないということになります。
周りがやっていないのであれば、あなたがやるだけで、頭一つ抜きんでるのことができるんです!
社会人が勉強するメリットは?
大まかに以下の三つのメリットが考えられます。
- 収入があがる。
- 選択肢が広がる。
- 自信がつく。
学びとお金の密接な関係。年収が高い人ほど勉強している事実。
少々古いデータですが、プレジデント誌が行った年収500万円と年収2000万以上のビジネスマンに対する調査では以下のような結果が掲載されています。
仕事以外の時間に勉強している」と答えた人は、年収2000万円以上で69.2%、年収500万円台で41.2%だった。
また3カ月に1回以上セミナーや勉強会に参加する人は、年収2000万円以上で過半数の53.2%だが、年収500万円では31.5%だった。
引用元:PRESIDENT 2016年7月4日号
明らかに練習と勉強時間には相関があり、また行動力にも差がありました。ざっくり言うと、年収が高い人ほど、仕事以外にも勉強をしているということです。
行動は経験値を上げ人脈を広げたり可能性を知ることにもつながります。それがまた結果として収入にもつながるという好循環が発生します。
転職や独立、フリーランスも。仕事の選択肢が広がる
例えばあなたが今何かの職についていたとして人間関係や仕事の内容に不満を持ったとします。
スキルがない状態では 不満を持ちつつ愚痴を言いつつ、そのまま務めるしか考えられないかもしれません。
しかしあなたがスキルを持っているのであれば、他の選択肢がでてきます。
キャリアアップのため、有利な条件での転職
在宅勤務やフリーランス
英語やPCだけで仕事ができれば、海外相手の仕事や海外転職
自信がつく
これはデータではなく、私の経験から言えることです。
やはり努力をして結果につながったという実績は自信につながります。
英語を勉強して、一番良かったことと言ったら、やればできるという自信がついたことだと断言します。
私の場合は TOEICがスタートでしたが、例えば業務に関連することを学んで仕事を成功させた経験などもアリ。
人間関係やお金は確実性がありません。こちらがいくら努力したからといって必ずうまくいくとは限らない。
勉強は違います。
やればやっただけ積み上がります。その小さな積み上げが人生を大きく変化させる貯金になります。
そして、一番大事なこと。
学んだことは誰にも奪われることがありません。
お金、人間関係、不動産資産などと違い、あなた自身が得た学びは失うことがないんです。
ちなみに学びと行動は必ずセットと考えてください。身につけた知識・スキルは使用して初めて、あなたに利益をもたらします。
最初は、ボランティアや同僚を助けるなどでも構いません。必ずあなたの能力をアウトプットしましょう。知識のコレクションは、ただの趣味。ちゃんと活用しましょう。
メリットよりも注目すべき、勉強しないリスク
今や、一億総中流社会というのは崩壊しつつあります。
物価はじわじわと上がり、平均所得はじわじわと下がり、生活レベルは私たちの親の世代と比べて厳しくなってきています。
あまり報道では見かけませんが、現在の日本の貧困率は、先進国でワースト8位と最悪レベルです。 しかしながら、経済は世界3位を維持していますので、日本社会内で貧富の差が広がっているということになります。いわゆる格差社会が始まっているんです。
少し前に、終身雇用はもはや維持できないと、日本の大企業であるトヨタが発表し、議論を巻き起こしました。
しかし終身雇用が崩壊しつつあるというのはもはやデータが示す明確な事実であり、それをあえて宣言したトヨタは、むしろ従業員のことを考えていると思います。
リスクは圧倒的に雇用側ではなく雇用される側にあるからです。 今のうちから準備しておきなさいと言うアドバイスにも取れませんか?
しかし、そんな社会であなたが豊かになれるのかどうかを左右するのは、あなた自身の知識とスキル、行動力です。
- 会社が倒産してしまった、リストラの対象になった
- 急なご主人の転勤で、転職しなければいけなくなった
- 子供の教育費が思ったよりもかかることに気づいた
こんな時、あなたは自分で道を切り開くだけの学びを積み上げていますか?
気づいてたから始めても間に合いません。今始めるべきです。
どんな勉強すればいい?
あなたがどんな仕事をしたいか、どんな自分になりたいかということによっても変わります。今の仕事で成果を上げたいのであれば、業務に関することを優先的にインプットしましょう。
これといった希望がない場合、以下のものをお勧めします。
英語
急激に増えている需要と、それに対応できる人材の不足を考えると、単価が上がる可能性があります。また英語ができるということで、グローバルをターゲットにしたマーケティングや、海外就職などの選択肢も広がります。
また日本で就職活動をするなら戦略として TOEIC は受けておきましょう。
正直、評価が高すぎると思うのですが、それが就職・転職活動で評価されるのは、れっきとした事実。短期集中でも点数が上がるので、非常にコスパのよい資格です。

IT
もはや生活には欠かせないシステム関係。業界自体も高収入なので、プログラミングなどのスキルがあると、経済的メリットや自由度が高まりそうです。
経済
日本人はお金に関してあれこれいうことを恥と捉える方も、まだまだいますが資本主義社会で生きている以上、そのルールは知っておかないと損をします。たとえ仕事に関係なくても、あなた自身の資産形成を守り、築く意味でも重要な知識です。
また、読書でいろんな知識をインプットし、自分で試行錯誤するのもオススメ

まとめ
- 収入があがる。
- 選択肢が広がる。
- 自信がつく
7割の人が大人になってから、勉強をしていない
少し努力するだけで、すぐに差をつけることができますよ!